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【続報】事業再構築補助金 対象・申請方法に関する新しい情報が公表

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おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

12月24日、中小企業庁はミラサポPlusを更新し、事業再構築補助金に関する「対象」と「申請方法」に関して、新しい情報を公表しました。新たに公表された内容について詳しく解説します。

事業再構築補助金に関する動画解説はこちら(無料・登録不要)

ミラサポPlusの記事はこちら

「対象」に付加価値向上要件が追記された

12月24日公表のミラサポPlusによると、次の③が今回の更新で新たに追加されました。

①申請前の直近6カ⽉間のうち、売上⾼が低い3カ⽉の合計売上⾼が、コロナ以前の同3カ⽉の合計売上⾼と⽐較して10%以上減少している中⼩企業等。

②事業計画を認定支援機関や金融機関と策定し、一体となって事業再構築に取組む中小企業等。

③補助事業終了後3~5年で付加価値額の年率平均3.0%(一部5.0%)以上増加、又は従業員一人あたり付加価値額の年率平均3.0%(一部5.0%)以上増加の達成

③の付加価値額向上要件は、ものづくり補助金でも同様の要件が定められています。事業再構築補助金でも、おそらく下記のような考え方になるものと思われます(現時点での予測です)。

付加価値額年率3%以上ということが何を意味するのかは、あまりピンとこないかもしれません。簡単にいうと「投資もするし人も増えるし、その上で利益も結構増える取り組みである」ということですが、ものすごく簡単に言うと「すごく儲かる」事業計画であるということです。それほどの収益性・成長性ある取り組みでなければ、審査で評価されません。収益性・成長性に関して、かなり具体的で納得感のある事業計画を建てる必要があるでしょう。

Jグランツでの申請・GビズIDプライムが必要に

ミラサポPlusでもう一つ明らかにされたのは、Jグランツでの申請であり、GビズIDプライムアカウントが必要になるということです。

申請にはjGrants(電子申請システム)での受付を予定しています。gBizプライムアカウントの発行に、2~3週間要する場合がありますので、補助金の申請を考えておられる方は事前のID取得をお勧めします。

申請方法の大まかな流れとしては、下記のようになるものと推察します(現時点での予測です)。Jグランツとは、国が用意している補助金等の電子申請システムのことです。これにアクセスするには、専用のID(GビズID)が必要です。GビズIDには2種類ありますが、そのうち「GビズIDプライム」が、事業再構築補助金の申請に必要のようです。間違って「GビズIDエントリー」という異なるアカウントを取得しないよう気をつけてください。

また、GビズIDプライムアカウントの取得には2~3週間かかりますので(印刷・押印・郵送・審査が必要なため)、事業再構築補助金への申請をお考えの企業は早めに取得するほうが望ましいです。事業再構築補助金の応募締切直前にあわててもすぐに発行されませんので、お気をつけください。

事業再構築補助金に関する全体的な解説は下記をご覧ください

10分でわかる!事業再構築補助金(概要・書き方・記入例)

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