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【IT導入補助金2019】審査項目の考察と採択されるための記述についての私案(その1)

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おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

昨日に引き続き、IT導入補助金2019の分析をします。本日は公募要領内にある審査項目を読み解き、審査で評価されるためにはどうすればよいかを考察します。今日は審査項目のうち、(1)事業面の具体的な審査における、1番目の審査項目について解説します。

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IT導入補助金2019の審査項目

IT導入補助金2019の審査項目は下記の通りです。

今日はこのうち、(1)事業面の具体的な審査における、1番目の審査項目について解説します。

事業面の具体的な審査①

審査項目の一つ目は、下記の点です。

  • 経営診断ツールの各項目において、自社の経営課題を理解し、経営改善に向けた具体的な問題意識を持っているか

「経営診断ツール」とは、「申請の手引き」P40~P45に該当する部分です。

[bP40logcard url="https://www.it-hojo.jp/h30/doc/pdf/h30_application_manual.pdf"]

これらの入力項目において「自社の経営課題を理解し、経営改善に向けた具体的な問題意識を持っているか」というのが審査項目です。これはどういうことでしょうか。

例えば非財務情報の1.経営者の最初の項目に「経営理念・ビジョン」という項目があります。

このような設問に対して「特に意識したことはない」や「わからない」と回答することは、「自社の経営課題を理解し、経営改善に向けた具体的な問題意識を持っている」とは言えない回答と判断される可能性がありそうですね。

確かに「経営理念」という言葉だけを聴くと、仰々しいものに思えてくるかもしれません。ただし経営理念とは、自社を経営するにあたっての基本的な考え方や守るべき価値観のことです(例えば「品質第一」などという考え方)。明文化された経営理念とはなくても、経営者の心の中には必ず「会社をこういう風にしたい」「こういう会社を作りたい」という考えは、少なからずあるものです。

「経営理念」とは呼んではいないが、それに類するものや、経営理念と解釈できる何かがないか、という観点で自社を振り返ってみましょう。その上でこのような設問に回答することが望ましいでしょう。もちろん、これは「経営理念・ビジョン」の設問に限ったことではありません。この「経営診断ツール」の項目で選択を求められていることについては、文字づらに縛られず、項目が問おうとしている意味を理解し、自社を点検してみてください。

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