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子どもだった自分と何十年ぶりに再会をした

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おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

突然ですが、僕が子どもだった頃に撮った写真は、今はもうほとんど存在しません。両親が別居するとき(20年ほど前)に、すべて捨てられてしまったようでして……ひどい話ですよね? でも、この間発掘?されたんですよ。僕が子どもの頃の写真が。

発掘のきっかけは母の死

あまり重く受け取らないでほしいのですが、7月に母が亡くなりました。近年ではもうほとんど交流もなかったので驚きも悲しみもほとんどなく、ただ何とも言語化できない喪失感みたいなものを数日間味わっただけで、数日もすれば日常の生活に戻りました。

遺品整理をしたところ、僕が子どもの頃だった時の写真が2枚だけでてきたのですね。もう子ども時代の僕には会えないと思っていたのですが、こっちのほうが驚きでした。

↓の写真は小学6年生の頃でしょうかね。引っ越しをして社宅を移り住んだ直後くらいではないかと思います(車が古い。トヨタのマークⅡですね)。

↓の写真は高校入学式の日の朝でしょうかね。1990年4月6日とあります。母がうれしそうな顔をしていますね。

なぜ母がこの2枚だけを選んでとっておいたのか、ということは永遠の謎になってしましました。

辛い時期だったんですよ、正直言って

12歳と15歳の時の写真が発掘されたわけですが、この頃は正直言って辛い時期だったんですよね。写真の中の母は笑っていますが、この頃は家庭内が荒れに荒れていました。父と母はよくいさかいを起こしていましたし、母も病気をしていましたし、兄もかなり激しい反抗期でしたし。

この頃に僕が何を考えていたのかというのはよく覚えていて、例えば

「よその家のような、普通の、家族が仲の良い家庭になってほしい。そのためには僕が頑張らなきゃ」

ということをよく思っていました。

でもこの頃、僕にはわかっていなかったことがあります。それは「普通」というものを求めると、余計に苦しくなること。そして、そもそも他人を変えることなどできないということ。僕が何をやっても、わが家がよその家のような「普通」の家になるなんてありえないのに(実際にありえなかった)、それを目指して頑張っていたんですよね。

そういうことが、この2枚の写真を見ているとよみがえってくるんですよね。

子どもに何かを救う責任を負わせない(子どもも責任を負わない)

この写真を見ながら思うことは、子どもに何かを救う責任を負わせてはならないな、ということですね。僕が子どもだった頃の場合は、不和な家庭を救う(不和でなくなるようにする)ということに自分で勝手に責任を負っていたわけですけれど、大人の責任を無視して、子どもに背負わせる(子どもが責任を負ってしまうような状況を作る)のはダメですね。

今、子どもの頃の自分が目の前にいたらなんて声をかけるかなと考えます。「家庭の不仲は大人の責任だから、君は責任を負わなくてもいいよ」といって抱きしめてあげたいと思いますが、当時の僕には意味が解らないかもなあと思ったりもします。自分で背負い込んで辛い思いをしたからこそ、背負い込むことの無意味さがわかったともいえるわけですからね。

難しいですね。でも、子どもは自分の幸せのためだけに生きてほしいと、僕の娘の寝顔を見ながら思っています。

  • B!

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