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遺伝子性格検査の結果が出ました。僕は40年以上無理して生きてきたのかも?

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おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

先日、遺伝子検査キットというものに申し込んでみたんですよ。提出から1ヶ月近くたって、結果が明らかになったんですが、結果から見えてきたのは「これ、自分はやっぱり40年間無理して生きてきたんじゃない!?」ということでした。

遺伝子検査キットとは何か?

自宅でできる遺伝子検査のことです。僕が利用したGeneLifeというサービスの場合、唾液を回収するキットが送られてきて、それに唾液を入れて返却するというもの。

そこから、体質や生活習慣病等のリスクだけではなく、性格や能力までも判定してくれるというものです。検出された遺伝子データをどのように「解読」し判別するかは、各社のクセ(依拠する論文の違い)があるので、それが唯一無二の測定結果ではない事には注意が必要。

GeneLifeで判定できる性格要素

僕が遺伝子検査を申し込んだ最大の理由は、自分の性格を知りたかったこと。もちろん体質や病気のリスクなんかも知っておきたいと思っていたけれども、性格を中心とした自己探求が目的でした。なぜ自分の性格を知りたいのか?というと、自分探しにつかれたので、そろそろ結論を出したいと思ったからですかね?(^o^;)。端的に言うと。

遺伝子検査で性格なんてわかるの?性格なんて後天的に獲得されるものじゃないの?と思うかもしれませんが、現代では「性格形成については遺伝の影響は無視できないくらいに大きい(でも環境が全く無関係だとは言っていない)」というのがおおざっぱな通説です。

GeneLifeによると、当社の遺伝子検査で判定できる性格要素は下記の通り。

協調性・調和性・新奇性探求・行動持続性・開放性・外向性・自己志向性・自己超越性・報酬依存性・短期的利益を求める傾向・損害回避・失敗を避ける傾向・倫理観・規則正しさ・神経質・恐怖への反応度・不確実なことへの恐れ・自分と似たタイプの友人を求める傾向・自分と違うタイプの友人を求める傾向・外見的な魅力を求める傾向・恋愛初期のコミュニケーション力・幸福感・ネガティブ思考・落ち込みやすさ・ストレスに対する反応性・センチメンタリティ・疎外感・社会性・支配欲

僕の検査結果はどうだったか

どういう風に結果が表示されるのか、興味のある方もいるでしょうから、僕の検査結果の一部をお見せします。

性格の要素はぜんぶで29個あり、この画像で表示されているのは17項目。このほか、12項目ほどがあります。面倒くさいので全部の画像は貼りません?

質問紙法による性格検査とは大きく異なる結果に

性格検査というと、質問紙法を用いた検査が主流だと思う。質問紙法というのはいわゆるアンケート調査のことで、例えば下記のような質問に対して、5段階や7段階のスケールの該当するところにマルをつけていく、というような検査ですね。

自分は社交的だと思う 1 2 3 4 5 6 7

自分は話好きだ    1 2 3 4 5 6 7

僕はこの手の検査をすると、だいたい「積極的」とか「協調性がある」とか「自主性が高い」とか「従順ではない」とかいう結果になる。断っておくが、自慢しているわけではありません。ところが驚いたことに、今回の遺伝子検査結果は、それとは真逆の判定が出たのです。

例えば遺伝子検査で対人関係に関する結果を見てみると、

  • 調和性(男性向け) 低い傾向
  • 協調性(男性向け) 高い
  • 外向性(男性向け) 低い傾向

というように、他人とうまく付き合えない自分が見える。「協調性は高いじゃないか」と思うかもしれないけれど、遺伝子検査の協調性の項目では次のような説明がある。

協調性とは自分自身を集団の中の一員として位置づけ、他者と協力して物事を成し遂げる能力のことを言います。チームワーク性と言い換えることもできるでしょう。
性格分析テストの産みの親であるクローニンガー博士は、協調性は後天的要因が強く、成長可能な要素(性格)として位置付けています。高い場合には他者に対して寛容で、協力的だとされています。

ということは、僕はもともとは調和的でもないし、外向性もないけれども、後天的に(努力して)協調性を獲得した可能性があるということですね。「無理して協調している」とも言えなくもありません。

実は他にも僕の自己認識と異なる部分が結構あって、例えば「失敗を避ける傾向」が遺伝子検査では「やや強い」となっている。自己認識としては、バリバリのリスクテイカーだと思っていたけれども、そうでもないというのが遺伝子検査の結果。

あと「ネガティブ思考」「神経質」「センチメンタリティ」「ストレスに対する反応性」あたりは軒並み高い傾向を示していて、この辺りも質問紙法の性格検査で出てくる結果と違うところ。(自己認識としては、多少こういうところがあるのは認識しているが)

質問紙法の性格検査ではバイアスから逃れられない

この結果を見て僕が感じたのは、質問紙法の性格検査では、やはりバイアスは避けられないなあということ。自分としては正確に答えているつもりでも「こうなりたい自分」「他人からこう見られたい自分」「社会的に望ましいと思われるイメージ」に無意識に引きずられて、自分の実態とは異なることをアンケートに書き落とす可能性はゼロにはできないだろうしね。

また、アンケート作成者の言葉のチョイスにもよるし(主観的なキーワードを使っていると、作成者と受診者の間で認識のずれが生じる)、アンケートだと回答する環境(静かで集中できる環境なのかどうか等)にもよるので、結果がばらつきがちになるのは仕方がないですね。

その点遺伝子検査は、唾液をケースに入れて送るだけだから、こういったバラつきの要因はかなり抑えられると思う。もちろん遺伝子検査が万能で唯一無二の結果だとは思わないけれども、質問紙法の性格検査と同等以上の信頼性があるとみてもいいんじゃないですかね。

そういうわけで、40年以上無理をして生きてきたかもしれないことがわかった

というわけで、自己認識とだいぶ違う自分像が明確になりました。遺伝子検査によると、調和的でもなく、外向的でもなく、ネガティブで神経質でストレスを受けやすい僕。そういう自分から脱却するように、これまでの人生でかなり無理をして生きてきたのではないかということが、浮き彫りになりました。

そりゃあ……生きづらいわけですよね。でも遺伝子検査は「もともとネガティブな性格として生まれてきたんだから、これを受け入れてうまく付き合っていくしかないな」と、良い意味で諦めるきっかけになりそうです?

検査結果を見て、無理をして生きていたかもしれない自分の人生に思いをはせると、とたんに自分がいとおしくなりました☺

  • B!

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