おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。
令和6年(2024年)度補正予算が、本日(12/12)に衆議院を通過するという見通しを、報道各社が伝えました。
『2024年度補正予算案 きょう衆議院通過へ』の記事はこちら
補正予算案が野党の影響で修正される「異例」の事態に
今年10月に行われた衆議院選挙で、自民と公明が過半数を割る議席となったため、この度の国会では野党の存在感が目立ちます。
この影響で、立憲民主党の要求に基づき、補正予算案が修正される事になりました。修正と言っても、予備費のうち1000億円を能登半島地震の被災地の復旧・復興に充てる内容であり、中小企業政策には変更がないものと思われます。
当社も10年ほどまえから仕事の一環として補正予算成立の過程をウォッチしていますが、野党の要求で補正予算案が修正された事例は、少なくともこの10年ではなかったことではないかと思います。
このような議論があったものの、衆議院を通過することが決まったようですので、令和6年(2024年)度補正予算の成立はほぼ確実なものとなったと、自民党の森山幹事長も言及しています。
議論のためか、税制改正大綱と令和7年度当初予算案の閣議決定が後倒しに
こうした議論が行われたためか、通常だとこの時期に発表されている税制改正大綱や、年末までに行われる令和7年(2025年)度当初予算案の閣議決定が遅れていると、産経新聞が報じています。
この記事によると、税制改正大綱については12月20日ごろに公表されるというスケジュールのようです。