おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。
Excel で作った台帳で測定機器の管理しているけれど、気がついたら校正期限が過ぎていた、なんてことありませんか?この厄介な校正期限管理を自動化してみます。もちろん開発費用は0円。プログラミングをやったことがない方でもコピペだけで10分でできます。
動画でも解説しています(無料・登録不要)
Google の生成AI"Gemini"に作り方を尋ねる
Geminiにこのように尋ねてみます。
GASでスクリプトを組んで、測定機器の校正管理を効率化したいと思います。簡単なプロトタイプの作り方を教えてください。
すると以下の返答が返ってきましたね。
はい、承知いたしました。 GAS(Google Apps Script)を使って測定機器の校正管理を効率化する、簡単なプロトタイプの作り方をご案内します。
このプロトタイプは、以下の2つの要素で構成します。
- 測定機器管理台帳(Googleスプレッドシート): 機器の情報を一覧で管理します。
- 自動リマインド機能(GAS): 校正期限が近づいたら、担当者に自動でメールを送信します。
プログラミングが初めての方でも、コピー&ペーストで作成できるように、手順を追って説明しますね。
ちなみにGAS(ガス)とは、一言でいうと「Googleサービス版のExcelマクロ」みたいなものです。正式名称は Google Apps Script(グーグル・アップス・スクリプト) といいます。
普段使っているGmail、スプレッドシート、カレンダー、ドキュメント、フォームといった様々なGoogleのサービスを、簡単なプログラムを使って連携させたり、面倒な作業を自動化したりできる仕組みのことです。
ステップ1:管理台帳(Googleスプレッドシート)の準備
では、指示にしたがってGoogleスプレッドシートの準備をしましょう。Googleスプレッドシートとは、一言でいうと「Google版のExcel」です。インターネット上で使える、基本無料の表計算ソフトで、Excelと同じように、表を作成したり、計算式を使って集計したり、グラフを作成したりすることができるものです。
以下からアクセスできます。
まず、校正管理の基本となる台帳を作成します。
- 新しいGoogleスプレッドシートを作成し、ファイル名を「測定機器校正管理台帳」などとします。
- 1行目に、以下の項目名を入力してください。
3. 「次回校正日」(H列)に自動計算の数式を設定します。
セル H2 に以下の数式を入力し、H列の下の行までオートフィルでコピーしてください。
command
=IF(ISBLANK(G2), "", EDATE(G2, F2*12))
解説: もし「前回校正日(G2)」が空欄なら空白、そうでなければ「前回校正日」に「校正周期(F2)×12ヶ月」を足した日付を自動で表示します。
4. サンプルデータを2〜3件入力してみましょう。次回校正日が自動で表示されることを確認してください。
次回はいよいよGAS(スクリプト)を作成(というかコピペ)します