おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。
いわゆる「健常者」(カッコつきです)と「障がい者」の違いってなんだと思いますか?「健常者」と自称する人々は、実はとても重い障害を持っているように自閉症スペクトラム症候群の人々から見える、という話を読みました。
人間にとっての普通とは、障害とは何か
自閉症スペクトラム症候群と呼ばれる症状をご存知ですか?映画の『レインマン』で、ダスティン・ホフマンが演じたレイモンドが、今で言う自閉症スペクトラム症候群でしたね。
実は最近、ケーブルテレビで『レインマン』を放送していたのをたまたま観たのです。それで自閉症スペクトラム症候群やサヴァン症候群についての記事を読み漁っていたのですが、ふと下記の記事が目に留まりました。人間にとってのノーマルさ、障害とは何か――ということを、武術家の光岡英稔氏と福祉業界で独自の活動を展開している福森伸氏が語り合うという記事です。
「自分は健常者」だと思っている人たちはの不可解な性質
記事によると、自閉症スペクトラム症候群をもつ人からみれば、「自分は健常者」だと思っている人たちは、こんな不可解な性質を持っているように見えるということです。
- 時として自分の都合によって真実をゆがめて嘘をつく。
- 社会的地位と承認のために生涯争ったり、自分の欲のために他者を罠にかける
- テレビやコマーシャルなどを称賛し、流行を模倣する
- はっきり伝え合うより暗黙の了解でモノを言う。そしてしばしば伝達不良に終わる。
- 社会的懸念へのめり込み、妄想や強迫観念をもつ
- 自閉症スペクトラムを持つ人と比較して、非常に高い発生率を持ち、悲劇的にも1万人に対して9624人と言われる
この記事の中で、「(自閉症スペクトラムの症状を持っている方々)は人の賞賛を求めて自分のやることを変えたりしない」ということが書かれていたのですが、これを読んだ瞬間、頭をぶん殴られた気がしました?
他人の賞賛や承認を求めてブレまくる僕です?
はい、そうです。僕は他人の賞賛や承認を求めて、自分がやりたくないことをやってしまうことがよくあります?賞賛や承認を求め、ブレまくります。
そういうのって本当に「健常」なんですか?と、真正面から問いかけてくいるのがこの記事です。いわゆる「健常者」と呼ばれる私たちが、空気を読んで、思ってもいないことを言い、その場をしのぐというのは、本当に「健常」と言えるのでしょうか。
自閉症スペクトラムの症状を持っている方々のほうが、見たまま、感じたままに、自分が反応するというほうが、よほどシンプルにこの世の中を生きている、とも言えます。私たちは多数派が「正常」だと思いがちだけれども、そもそもこの世の中には「正常」やら「異常」という概念さえもないのではないかという気さえしてきますね。