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【ものづくり補助金電子申請】会社全体の事業計画・経費明細表・資金調達内訳入力時の留意点

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おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

新しく導入された「ものづくり補助金の電子申請」です。会社全体の事業計画、経費明細表、資金調達内訳など、数字を扱う部分はある程度自動計算されるので従来よりも楽にはなりました。ただし留意点がありますので注意をしてください。

会社全体の事業計画の留意点:伸び率の確認

会社全体の事業計画(下記画面)では、経常利益額、付加価値額、各伸び率は自動計算されます。これはずいぶんと楽なった点です。

ただし、伸び率が規定(経常利益年率1%、付加価値額は年率3%以上向上)を満たさなくても何ら警告が出ず、登録ができてしまいます。この規定(経常利益1%、付加価値額は年率3%以上向上)は審査上の必須条件ですので、満たさなければ不採択です。警告が出なかったから(登録ができたから)大丈夫だろうと過信せず、必ず既定のパーセンテージを満たしていることをご自身でもご確認ください。

経費明細表・資金調達内訳の留意点:手入力部分の計算間違い

経費明細表・資金調達内訳も、下図でいう色付きの数字部分は自動計算されます。ただし入力欄が白色(無色)のところは自ら計算し、手入力することが求められています。

手入力の部分は、登録実行時に計算ミスを検知するところとしないところがあります。具体的に言うと、経費明細表内の(B)補助対象経費・税抜の額は、税抜計算が間違えていても警告がでません。そのまま登録されてしまいます。提出後に修正を求められる可能性もありますので、計算に注意をしてください。

申請用PDF出力(確認用)でも行うこと

「応募者のプロフィール」までが全て入力し終わると、「申請用PDF出力(確認用)」ボタンで申請書をPDFファイルで出力することができます。上記の点を含めて、申請内容の全体は、ここで最終確認をするのが良いでしょう。

 

なお、申請書PDFの出力は、9月27日15時までしかできません。お忘れのないように!

  • B!

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