おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。
4月24日、梶山弘志経済産業大臣は定例記者会見において、中小法人に最大200万円、個人事業主に最大100万円を給付する「持続化給付金」について、GW連休明けには第一号の給付を目指すと表明しました。
時事通信社報道『給付金、GW明けにも支給開始 中小向け、最大200万円―新型コロナ』
梶山弘志経済産業大臣の会見内容については、時事通信社が次のように報道をしています。
梶山弘志経済産業相は24日の記者会見で、新型コロナウイルスの問題で打撃を受けた中小企業などに支給する「持続化給付金」について、「できれば連休明けには第1号の給付という形を目指して取り組む」と述べ、5月のゴールデンウイーク(GW)後、速やかに給付を始めたい意向を明らかにした。
梶山弘志経済産業大臣の持続化給付金に関する会見内容全発言
4/24の梶山弘志経済産業大臣の会見内容はどのようなものだったのでしょうか。経済産業省が動画を公開していますので、文字起こしをしたので共有をしたいと思います。
(会見動画の12:02ごろより。NHK記者の質問に対して)
具体的にはいつ申請開始・いつ給付開始か?(推測です)
申請と給付のタイミングについては4月13日公開された経済産業省のホームページに次のように掲載されています。
このときの情報で検討すると、補正予算が4月30日に成立したとして、申請の受付は5月7日前後、給付はそこから2週間後ですから、5月21日くらいと推測ができます(ただしこのスケジュールはオンラインでの申請の場合であると思われます)。ところが梶山大臣は明確に「連休明け」と述べています。連休明けとはいつなのか?というのはあいまいですが、一般的には連休が終わり、平日に戻ることを指すと思われますから、早ければ5月7日、遅くても5月11日くらいを指すように解釈することができます。
4/13に経産省が公開した情報と、4/24の大臣の発言(連休開け)は、一見して食い違いがあるようにも思えます。どちらを信用したらよいでしょうか。
もともと補正予算は4月20日に成立する見通しでした。ところが、国民一人あたり一律10万円を給付する「特別定額給付金」が採用されることとなり、補正予算の組み換え、閣議決定をやり直したという経緯があります。4/13の経産省の情報は、補正予算の組み換え前のスケジュールであり、組み換え前スケジュールに従うと、4月27日前後に申請開始となり、5月11日前後に給付開始であったことが推定できます。
このことから考えると、補正予算の組み換えは行われたものの、申請と給付のスケジュールは変わらずに「連休明け」となるよう、経産省内部で調整が進んでいる可能性があります(ただし、大臣発言でも『Webで』ということを何度か繰り返し述べていることから、これはオンライでの申請の場合であると思われます)。
なお、申請自体は補正予算の成立(30日)以降となるのは確実だと思われます。不確かな憶測ではありますが、最短で5月1日から申請が開始される可能性もあるでしょう。
4月最終週には何らかの情報が経済産業省から出されると思われますので、注意して見ていきたいと思います。