おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村です。
当社はブログやSNSで中小企業政策に関する情報提供をしていますが、何度かやらかしてしまったことがあります。失敗を振り返って糧にしたいと思います。
ガセネタを振りまいてしまう
今年の4月頃のこと。持続化給付金に関する情報を、日々の報道内容からまとめて発信していました。ただ単に報道内容をそのまま右から左に流すのは芸がないので、自分なりの推測や考察を踏まえて発信をしていたのです。
その中の一つに、GビズIDの話がありました。GビズIDとは、経済産業省が用意したID・パスワードのことで、国や自治体の補助金申請などをオンラインで行うための専用ID・パスワードです。
持続化給付金は経済産業省が実施する施策であり、しかもオンラインでの申請をするという情報があったので、当社のブログで「GビズIDが必須ではないか」という推測をしたのです。
無論、僕のブログにそれほどの影響力があったとは言わないのですが、僕がそういう発信をした直後、中小企業庁が公式に「持続化給付金ではGビズIDは不要です」と発表しました。図らずも、僕はガセネタを発信してしまうことになったのです。
ガセネタに対するクレームもくる
ブログだけではなくYouTubeでも同じ推測を発信していたのですが、中小企業庁の公式発表を見た読者・視聴者から「お前の情報は間違っている。訂正して謝罪しろ」というようなクレームも来ました。
ガセネタを発信したのは他でもない僕自身なので、すぐに撤回の情報発信はしました。謝罪まではしていないと記憶しています。でも、心のなかで「しまったな……裏付けもないのに勝手な憶測を発表してしまった」という公開がうずめいていました。意図せずではありますが、間違った情報発信をしたのは事実ですもんね。良心の呵責や恥ずかしさが湧き上がってくるのと合わせて、あんなことを言うんじゃなかったという後悔の気持ちが心に起こります。
得た教訓。憶測は厳禁。ソースある情報から確実に言える考察だけに徹するべし
ここから得た教訓は、憶測は絶対にしないということです。なにか推測めいたことを書く場合も、ソースある情報から確実に言える考察だけに徹するべきだということを学びました。
勇み足で憶測を流してしまい、結果的にガセネタの流布に加担したというケースは僕だけではないんですよ。有名youtuberも、やはり裏とりが十分ではない情報を発信してしまい、あとでガセネタとしてやり玉に挙げられているケースを目の当たりにしました。
やはり情報発信って怖いんですよね。たかがブログとはいえ、読者は書き手を信用して読んでいるので、ガセネタを流してしまうのは忍びありません。こちらの信用にも関わってきますからね。
情報発信の鮮度、速度も大切なのですが、下手なことを言ってしまい、炎上する可能性もゼロではありませんからね。発信者としての責任の重さを感じた一件でした。