おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。
8月25日に、ものづくり補助金グローバル展開型に関する「よくある質問」が公開されました。公募要件に関するより詳しい情報が記載されているので、これを読み解きます。
グローバル展開型「よくある質問」はこちら
①類型について、本補助金の経費対象とする海外子会社は複数でも良いでしょうか。
事業要件を満たす海外子会社であれば、複数でも構いません(ただし、経費区分毎に、複数子会社の経費合計が上限を超えない範囲が対象範囲となります。)。
Q2.①類型において、海外支店や海外子会社が機械装置等を購入することは可能でしょうか。
可能です。海外支店の場合は、「機械装置・システム構築費」、海外子会社の場合は、「外注費」で計上してください。
①類型(海外直接投資)及び④類型(海外事業者との共同事業)に応募等する際、公募要領で定められている各種契約書等 の必要記載事項の基準はありますか。
各種契約書等の記載項目の基準は特に設けていませんが、次の項目を参考としてください。より詳細かつ具体的な内容をご提示いただくことで、採択審査の評価に反映されます。
1.①類型(海外直接投資)
(1)実績報告時:海外子会社等との委託(貸与)契約書とその事業完了報告書
- 委託する事業の名称、内容(契約書、報告書)
- 貸与する機械装置等の名称(契約書、報告書)
- 貸与する期間(契約書、報告書)
- 委託した事業の成果、今後の見込み(報告書) 等
2.④類型(海外事業者との共同事業)
(1)応募時:共同研究契約書又は業務提携契約書
- 事業者名(共同事業者も)
- 共同で行う事業の名称、内容
- 共同で行う事業の期間
- 守秘義務
- 共同で行う事業成果の権利帰属 等
(2)実績報告時 契約の進捗が分かる成果報告書
- 共同で行った事業内容
- 共同で行った事業の進捗状況
- 共同で行った事業の成果、今後の見込み等
なお、各種報告書の様式は任意とし ます 。
②類型(海外市場開拓)及び③類型(インバウンド市場開拓)に応募等する際、公募要領で定められている各種報告書の必要記載事項の基準はありますか。また、外部の調査機関に外注した報告書が必要ですか。
各種報告書の記載項目の基準は特に設けていませんが、次の項目を参考としてください。より詳細かつ具体的な内容をご提示いただくことで、採択審査の評価に反映されます。
1.②類型(海外市場開拓)
(1)応募時:具体的な想定顧客が分かる海外市場調査報告書
- 販売を想定している国、製品等の市場環境・競争環境
- 販売を想定している国、製品等の顧客ニーズ
- 販売戦略 等
(2)実績報告時:想定顧客による試作品等の性能評価報告書
- 試作品等の強度、安全性、耐久性等
- 試作品等の操作性、機能性等
- 顧客の満足度
2.③類型(インバウンド市場開拓)
(1)応募時:具体的な想定顧客が分かるインバウンド市場調査報告書
- 販売を想定しているサービス等の市場環境・競争環境
- 販売を想定しているサービス等の顧客ニーズ
- 販売戦略 等
(2)実績報告時 プロトタイプの仮説検証の報告書
- 仮説を設定するうえでの現状観察・分析
- 仮説の設定内容
- 仮説の検証方法、内容
なお、各種報告書の様式は任意とし、外注及び内製は問いません。