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ダメな自分でも生きてよい。そう自分に許可を出すことが生きづらさを軽減する

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おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

週末のエモブロです。ちょっと最近うつ状態がぶり返してきてキツかったんですよね。怒りやイライラが湧いてきて周りに迷惑をかけかねません。今日はそんな状態を抑える方法について、僕のケースを紹介します。

お風呂のスイッチくらいで怒りが湧いてくる

ちょうど僕のうつが最高潮の頃のことですが、夕食中に娘氏がグズったことがありました。僕があやそうとしても、拒否をされますし、僕よりも配偶者様に構ってもらいたいみたいで、僕が近寄っても、叩かれたり突き飛ばされるんですよね😫

そりゃまあ、子どもは一般的に、母親大好きですもんね……。そんなことはわかっている……つもりなんですけど。

で、娘氏がグズっている間、僕は仕方なく家事に徹していたんですが、その間に配偶者様は、娘氏をあやしながらお風呂の給湯スイッチを入れたんですよ。

この瞬間、なぜか僕に「イライラ」のスイッチが入ったんですよね

ええっ!?配偶者様が風呂のスイッチ入れただけで!?……って思うでしょ?でも、こんなので怒りが湧いてくるんですよね。

もう少しこのときの状況を話すと、お風呂のスイッチは、家事に徹していた僕が入れたつもりでいたんですよね。でもどうやらスイッチを入れ忘れていたようで、それを配偶者様に入れさせたことに腹がたったんですよ。

理不尽な怒りだと自分でも思います。つーか頭おかしいですよね?(・_・;)

でも、こういう気持ちに自動的になってしまうんですよ。もっというと、家事を引き受けたにもかかわらず、お風呂のスイッチを入れ忘れるという失態を犯した自分に腹がたったともいえるんですよね。その怒りを配偶者様に転嫁したという、極めて自分勝手な怒りだと思います。配偶者様にはなんの落ち度もありません。

怒りを感じている間、僕はこう思った。

しかし僕はさらにこんなことを思うんですよ。

「配偶者様は、お風呂のスイッチを入れ忘れた僕に対して怒っているに違いない」

ってね。完全なる被害妄想です😣

そして次に湧いてくるのが「風呂のスイッチ一つも満足に入れられないなんて、僕は無能だ」という不全感。不全感を覚えるのは、その少し前に、娘氏がグズることを止められなかったことや、娘氏から拒絶されてしまったことがあったことにも由来しているのだと思います。

お風呂のスイッチ一つでここまで思いつめられるのだから、ポジティブに考えれば、自分の人生は感情をゆさぶるネタに恵まれていて、退屈しない人生だなーとも言えますが😅、実際にはこういう感情が自動的に溢れてきて止められないて辛いというのが、僕うつ絶頂期によくあった症状です。

なぜこの程度で怒ってしまうのか

この程度で起こってしまう理由としては、僕の性格のひとつでもある「完璧主義」がキーワードじゃないかなと思います。完璧主義って聞くと職人気質でストイックでいいじゃんって思える部分もあることにはあるんですけど、人に生きづらさを感じさせる大きな要因の一つでもあるんですよね。完璧主義は遺伝の要素が強いと言われているんですが、機能不全家族で育った家庭歴のある人間にも多いらしいんですよね(簡単に言うと、親の完璧主義的なコントロールが子に伝播するというようなこと)。

僕が育った家は、両親がかなりの不仲で、まあそれだけではないいろいろもあったんですが、機能不全家族といっても差し支えありません。そこで育った僕は「自分が完璧になりさえすれば、この家を改善できるだけの知恵と力を備えられるはずだ」と思い込んでたんですよね。まあ、冷静に考えると、土台無理な話なんですけど。

そういう思い込みを持っている僕が、子育てや家事の最中に無能感、不全感を感じると、この「完璧主義」の性格をコチョコチョっとくすぐられるんですよ。「僕は完璧のはず。無能や不全なはずはない。無能や不全だったら、僕の価値はなくなってしまう!!」って、怒ってしまうんですね。あーあ、面倒くさい生き方ですよね💦

怒り・イライラ・完璧主義・生きづらさの減らし方

で、この怒りやイライラはどうなったかというと、今はかなり減ってきました。といってもたまにムクムクと顔を出すこともあるんですけどね(つい1ヶ月位前にもやってきた)。

で、これはどうやって減らしたかと言うと、やっぱりカウンセリングのおかげではないかと思います。

カウンセラーさんからは

「怒りの感情は抑えつけるより、感情のおもむくがまま、味わい尽くして、ただひたすらに感じなさい」

と教えられたんですよ。1年くらい負の感情をただ味わい尽くす訓練をして、ようやく減ってきたという感じですね(まあ最初は、そんな簡単にはできなかったんですけど)。

なぜこんなことをするかというと「怒っている」という自分にフタをして隠すのではなく、怒っている自分を認めることで、自分が落ち着いていくということなんですよね。怒りって社会的には、あまり表に出してはいけないってことになってるじゃないですか?そうやって心の奥底に抑圧すると苦しくなっちゃうから、出して発散させて、自分に対して「怒ってもいい(自分の感情を出してもいい)」って許可を出すということでもあるらしいんですよね。

逆説的ですが、怒らない人生を歩むためには、怒りを小出しにしていく必要があるんですよ。一言でいうと簡単そうだけど、時間もかかるし、怒っている自分を認めるのは最初は苦しいしで、大変だったんですけどね。

完璧主義に関しても、ダメな自分を積極的に認めていくことで緩和されてきたように思います。これも逆説的なんですが、完璧主義の自分を満たすのは「何かを完璧にやりとげること」ではなくて「完璧になれない自分を認める」ことなんですよね。

すぐ怒るダメな自分でもいい。完璧ではないダメな自分でもいい。そんな自分でも生きてよい。そう自分に許可を出してあげることが、生きづらさを軽減するんじゃないかなあと思っています。

  • B!

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