おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。
11月6日、ものづくり補助金事務局は、ものづくり補助金〔一般型・グローバル展開型〕4次締切の締切日を12月18日(金)まで延長したことを発表しました。あわせて公募要領が1.2版に改定されましたので、改正点等をお伝えします。
4次締切の締切日が12月18日(金)まで延長に
ものづくり補助金総合サイトでも告知されている通り、4次締切の締切日が12月18日(金)まで延長されました。
なお、延長となった理由は公開されていません。当社が把握している限りでは、過去に2度締切延長がありました。
- 平成30年度補正「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」の2次公募において、佐賀県の2市町及び千葉県の17市町に所在する事業者について延長
- 平成29年度補正「ものづくり・商業・サービス経営力向上支援補助金」の2次公募において、締切を8日間延長(北海道胆振東部地震の影響)
過去の延長はいずれも自然災害を理由とするものですが、今回は相当するような自然災害もありません。コロナ禍のためかもしれませんが、それならば1~3次に延長されなかった理由が不明です。おそらく政策的、または運営上の理由ではないかと推察されます。
採択発表予定は2月に
これあわせて公募要領が1.2版に改定をされました。しかし誤字等の修正を除けば、1.2版で修正された点は、締切が延長された点と、採択発表予定日も延長となった2点のみです。
なお、4次締切分の採択発表は、従来は1月中を予定していたものが、2月中の発表となりました。
締切延長の影響は?
締切延長は、審査にどのような影響を及ぼすでしょうか?考えられる影響の一つは、応募総数が増え、採択率が低下するということです。
下記のグラフは、平成24年度補正から平成29年度補正のものづくり補助金公募において、公募期間と応募総数の相関を示したものです。当たりまえではありますが、公募期間が長くなると、応募総数も増えます。採択者数は予算の制約があり無限というわけにはいきませんので、採択率が低下する可能性があります。
3週間の猶予が与えられたのですから、その期間をしっかり使い、事業計画書の内容をブラッシュアップしたり、加点項目を一つでも満たすことを検討するのがよいでしょう。