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事業再構築補助金審査項目解説=政策点②

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おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

事業再構築補助金の審査項目は全部で13あります。一つずつ解説をします。今回は政策点②について解説します。

事業再構築補助金審査項目は動画でも概説しています(無料・登録不要)

事業再構築補助金審査項目「政策点」とは何か

そもそも「政策点」とはどういう位置づけの審査項目なのでしょうか。事務局が公開した動画「中小企業等の思い切った事業再構築への挑戦を支援 事業再構築補助金のご案内 =実践編=」にて、中小企業庁経営支援部長村上敬亮氏は下記のように説明をしています。

基本はここまで(事業化点と再構築点)で(採択が)ほとんど決まります。ですが、いくつか政策的に、今、政権をあげてデジタルとカーボンニュートラルってやっていますんで、これDXで考えるとすごいこと言っているよねと、コロナ禍のV字回復の中でこれおもしろいねとか、ニッチな分野でこれちょっとグローバルニッチトップっていうんですけど、世界のトップ取れちゃうかもとか、それからこれ地域引っ張るよねとかいうようなやつは、そのチャレンジは買おうと言うところは逆転ありと、いうふうにしようと思っている(後略)(動画39:08ごろより)

当社の解釈としては、行政として政策的に重要視しているものと合致する取り組みであれば加点をするという審査項目といえます。村上氏は「基本はここまで(事業化点と再構築点)で(採択が)ほとんど決まります」と説明をしているところから、政策点の得点配分はもしかしたら事業化点や再構築点の得点配分と比べて低いのかもしれません。

事業再構築補助金審査項目 政策点②

新型コロナウイルスが事業環境に与える影響を乗り越えてV字回復を達成するために有効な投資内容となっているか。

「新型コロナウイルスが事業環境に与える影響を乗り越えて」の意味

ご存知の通り、事業再構築補助金の申請要件の一つには「申請前の直近6か月間のうち、任意の3か月の合計売上高が、コロナ以前(2019年又は2020年1~3月)の同3か月の合計売上高と比較して10%以上減少している」という売上高減少要件があります。この影響を乗り越える必要があります。

この補助金はウィズ/ポストコロナ時代に対応した事業計画でないと採択されない可能性が濃厚です。公募要領の冒頭にある「事業の目的」のところに明確に書いていますが、コロナと共存しなければならない時代での、新たな生活様式やニューノーマルに沿った事業でないといけない可能性が高いと思っています。こうしたコロナと共存しなければならない時代での、新たな生活様式やニューノーマルに沿った事業であることが、「乗り越えて」の意味だと当社では解釈しています。

「V字回復を達成するために」の意味

「V字回復」というと、中堅企業向けの申請類型「グローバルV字回復枠」が思い浮かびます。もしかしたらですが、この類型に申請する企業は加点がされるのかもしれません。

そうでなかったとしても「V字回復」という意味ですから、著しい売上の削減から回復する見通しである企業が評価をされるのかもしれません。

「有効な投資内容となっているか」の意味

著しい売上の削減から回復するという事業計画をどの企業も立てると思いますが、「有効」という言葉の意味から推察すると、その事業計画が本当に効果がある(妥当性や実現性がある)のかということが評価をされるものだと考えられます。絵に描いた餅、鉛筆を舐めただけの甘い事業計画では、「有効」だとは認められないでしょう。

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