おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。
かねてより5月12日頃より2次公募が開始されると事務局から告知されていた事業再構築補助金ですが、昨日事務局のホームページにて「5月17日の週に公募を開始」というアナウンスに変更されていることがわかりました。再度の延期告知となりました。
事業再構築補助金事務局からのご案内
2次公募の開始時期について、事務局からは次のような告知に変更されていました。
二次公募は5月17日の週に公募を開始し、7月上旬まで申請を受け付ける予定をしておりますので、申請をお考えの事業者さまにおかれましては、今しばらくお待ちください。
変更された箇所は、下記のスクリーンショットの赤枠の部分です。ここが当初は「5月10日頃」でしたが、5/10には「5月12日頃」と修正されました。それが5/12になって「5月17日の週」に再修正されました。
遅れている理由は公募要領の見直し・修正を行っているからでは
2度にわたって公募開始が延期になるというのは、当社が知る限りですが、中小企業庁の他の補助金施策を見てもあまり例のないことだと思います。
この背景には、公募要領の見直し・修正を行っている可能性があります。4月22日、日本工業新聞は『中小企業の「事業再構築補助金」に申請殺到。問われる経産省の伴走力』という記事を公開しましたが、この記事のなかでは2回目以降の募集内容が変わる可能性も示唆されています。
1回目の公募は30日に締め切り、その後の審査を経て採択案件が公表される。ただ、巨額の予算を講じる施策に対し、経産省側の思惑通りの業態転換などの応募が相次ぐのか、企業の本気度が問われる。1回目の採択結果次第では、2回目以降の募集内容が変わる可能性もある。実施途中の検証体制の構築を含め、効果的に施策を講じられるかも今後の焦点になる。
(4月22日 日刊工業新聞記事より。下線強調筆者)
1次公募は5月7日に締め切ったばかりなので、まだ採択結果は出ていないはずです。しかし申請された内容の全体的な傾向を見て、2次公募の募集内容を変える可能性はあります。公募開始が2度も延期になるところから推察すると、役所側の当初の想定と異なるような申請傾向になっており、その修正や是正のために見直しに時間がかかっている可能性も否定はできないでしょう。
事業再構築補助金2次公募の電子申請はさらに後日となる可能性も
さらには、「5月12日頃に公募開始」とありますが、これは単に公募要領の公開のことをさしていて、電子申請の受付は更に後日(5月下旬や6月になってからの開始)となる可能性もあります。
先に公開される公募要領をよく読んで事業計画書の作成に着手して、その上で締切間際にならないように早めに電子申請を終えるようスケジュールをたてて取り組むのがよいでしょう。