ものづくり経営革新等支援機関

持続化補助金低感染リスク型ビジネス枠の第4回公募要領(11版)が公開=前版との変更点解説

https://imamura-net.com

おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

9/16に持続化補助金低感染リスク型ビジネス枠の第4回公募要領(11版)が公開されました。公募スケジュールと前版との変更点を解説します。誤字・脱字の修正、参考資料へのリンクを付しただけの変更点、要件の変更はないが例をつけただけ等の変更点は割愛しています。

第4回受付締切のスケジュール

2021年の9月16日から第4回受付が開始されています。そして第4回申請受付の締め切りが11月10日(水曜日)です。

締切までに申請すると、そこから審査がおこなわれます。これまでの実績から推察すると、約2~3ヶ月程度で採択結果が発表となります。採択が分かってからも、正式な交付決定まで、長ければ2ヶ月くらい係る見通しです。

例外はありますが、原則としては交付決定が下りて、はじめて発注・納品・支払いができるようになります。発注・納品・支払いができる期間が、ピンクの範囲です。低感染リスク型ビジネス枠では、2021年1月8日以降に発生した経費が対象になりますが、その場合でも、この期間を1日でも遅れて支払いをしてしまったというケースは、一切補助金の対象となりませんので気をつけてください。なお、第4回申請受付の場合、補助事業期間の期限は2022年8月31日です。

納品・支払まで完了した後は、実績報告書等の書類を提出します。報告期限は、事業の完了日から30日以内か、もしくは2022年9月10日のいずれか早い日です。

その後にようやく補助金が振り込まれます。補助金は後払いです。最初に補助金申請書を提出して補助金が入ってくるまで数ヶ月は間があくということなので、この間の資金繰りに気をつけてください。

前版からの変更点① 暫定GビズIDプライムアカウント(暫定ID)は使用不可(P1)

第4回受付締切分より、「暫定GビズIDプライムアカウント(暫定ID)」は使用することができなくなりました。既に暫定IDを取得している場合、申請までに通常のGビズIDプライムアカウントを取得(切り替え)しなければなりません。GビズIDプライムアカウントの手続きには数週間を要しますのでご注意ください。

前版からの変更点② 事業・補助金の重複に関して、国以外の機関が、国から受けた補助金等により実施する場合を含むように(P6)

低感染リスク型ビジネス枠では、国が助成する他の制度と重複する事業は補助対象にはなりません でした。この公募要領第11版では、「国以外の機関が、国から受けた補助金等により実施する場合を含む」と追記されています。

これはどういう場合かというと、例えば事業再構築補助金やものづくり補助金、IT導入補助金は、国から基金管理法人となっている中小機構が実施をしている事業ですので、こうした補助金との重複も認められないということです。もともとダメだったのでしょうが、この度の公募要領でより明確にしたのだろうと思います。なお、自治体の補助・助成事業も、例えば地方創生臨時交付金などを原資に行われたものであれば、これに該当する可能性も高そうです。

  • B!

最近の人気記事

1

「事業再構築補助金」は制度開始から3年目を迎えました。多くの中小企業に知られるようになった事業再構築補助金ですが、このページでは2023年の制度の全容を10分でわかるようにまとめて解説します。 「事業 ...

2

「ものづくり補助金」は制度開始から11年目を迎えました。中小企業政策で最もよく知られているといってもいい「ものづくり補助金」ですが、このページでは2023年の制度の全容を10分でわかるようにまとめて解 ...

3

おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。 先日、納税地の所轄税務署から「消費税課税事業者届出書の提出について」という文書がきました。個人事業主は、ある期間の課税売上高が1,00 ...