おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。
今回はちょっと変わった試みを紹介したいと思います。今日ご紹介する動画は、内部監査のレベルアップ講座の番外編として、「AIにISOの内部監査をやらせてみた」という興味深い実験です。
動画はこちら(無料・登録不要)
ChatGPTという大規模言語モデルのAIサービスを使って、ISO9001の審査事例を投げかけた
動画では、最近話題のChatGPTという大規模言語モデルのAIサービスを使って、ISO9001の審査事例を投げかけ、AIが適合・不適合を判断できるかどうかを検証してみました。
動画の中で登場するAIサービス、ChatGPTについてご説明しましょう。これは、OpenAIによって開発されたGPT-4をベースにした大規模言語モデルで、自然言語処理技術を活用して、人間の言語を理解し、会話をすることができるという画期的なシステムです。このAIの特徴は、非常に高度な自然言語処理能力を持っており、様々な分野で活用されています。
今回の実験では、このChatGPTを使って、ISO9001の内部監査の現場でどれだけ活躍できるのかを検証しました。具体的には、ISO9001の審査事例を用意し、AIに対して適合・不適合を判断してもらうという実験を行いました。
果たしてAIは内部監査の適合・不適合を正確に判断できるのか?
果たしてAIは内部監査の適合・不適合を正確に判断できるのでしょうか?私たちの仕事はAIに取って代わられるのでしょうか?
驚くべきことに、実験の結果、ChatGPTはいくつかの審査事例に対して適切な判断を下すことができました。しかし、一部の事例では、AIが適切な判断を下せなかったり、人間の審査員(ぼくですが)の意見と異なる判断を示すこともありました。このことから、現段階ではAIが完全に内部監査のプロセスを置き換えることは難しいというのが結論です。
しかし、AIが内部監査の適合・不適合判断において一定の精度を示したことは、今後の技術開発や応用の可能性を示唆しています。今後、AIの進化が進めば、内部監査業務の効率化や品質向上に大きく寄与することが期待されます。例えば、AIを内部監査のアシスタントとして活用することで、監査員がより効率的に業務に取り組めるようになるかもしれません。
是非、この動画をチェックして、AIによる内部監査の実験結果や考察に目を通してみてください。そして、皆さん自身の仕事においても、AIの活用方法やその可能性を考えるきっかけとして、今後の業務改善に役立てていただければと思います。