おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。
先日、小銭入れを飲食店に置き忘れてきてたいへん焦りました?もう12年以上使っている愛着ある小銭入れなので、なくしては大変です。しかしそれ以上にもっと怖いのが、紛失による情報漏えいです。それを未然防止するためのグッズを導入しましたのでご紹介します。
紛失・置き忘れは、情報漏えい原因の21%以上を占める
特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会がこの6月に発表した「2017年 情報セキュリティインシデントに関する調査報告書【速報版】」によると、情報漏えい要因に占める紛失・置き忘れの割合は21.8%であり、全体で2番目に多い割合だそうです。
近年は不正アクセスや誤操作というハード・ソフトにまつわる要因が増加していますが、それでも紛失・置き忘れが21.8%というのはかなりの割合です。よく身の回りでも、USBメモリを紛失したなんていう話が聞かれますよね。
「気をつけよう」だけでは紛失・置き忘れを完全に防ぐことは難しい
紛失・置き忘れの予防・再発防止策として「なくさないように気をつけよう」という意識付けを行うのが最もポピュラーだと思いますが、やはり何かの具体的な(できれば物理的な)対策を取りたいところです。僕も仕事柄、PCを持ち歩いたり、名刺入れを持ち歩いたりと、様々な情報を持って外出しているので、情報の管理にはかなり気を使っているのですが?そのすべてに気を配り続けるというのは難しいものです。
そこで購入!忘れ物防止タグMAMORIO
そこで購入したのが、忘れ物防止タグMAMORIOです。MAMORIOにはBluetoothが内蔵されているタグであり、このタグを貼り付けたものが手元から離れると、いつどこで失くしたかをスマートフォンに通知してくれるというものです。
以前から注目はしていたのですが、この6月にかなり軽量で薄型(しかもちょっと安い)のFUDAという新製品が出たので購入をしてみました。
さっそく開封
amazonで注文したら翌日には届きました。小さいのでネコポスで届けてくれて、受け取りも楽々でした?
パッケージの裏側には機能の説明があります。
- MAMORIO FUDAを貼り付けたモノを置き忘れると、スマートフォンにお知らせ
- 最後にMAMORIOが手元にあった場所と時間をアプリから確認
- MAMORIO Spotが設置されている駅などのお忘れ物センターに届いたり、ほかのユーザーとすれ違うとお知らせ
下記の写真の左側、黒い四角の物体がMAMORIO FUDAです。
本体を裏から見てみましょう。粘着シートになっていて、少しだけ基板かケースのようなものが見えますね。ここにBluetoothモジュールや電池(ボタン電池か?)が入っているのでしょう。
MAMORIO FUDAをスマホで設定
まずは財布にMAMORIO FUDAに貼ってみました。貼った後は設定です。Playストアからアプリをダウンロードします。
インストール後、アプリを起動して、購入したMAMORIO FUDAを登録します。20~30秒ほどでアプリがMAMORIO FUDAを認識しました。これで最初の登録は完了です。
登録ができたかどうかを確かめるため、アプリから財布を探すことにしました。アプリから能動的に登録したMAMORIOを検出することができるのですが、これが結構時間がかかるし精度がいまいち。下記の写真のように検出成功するのに、何度かトライしなおしました。これはもしかして、MAMORIO FUDAを収納する場所によって、電波が届きにくいということがあるのかもしれません。
見つからない場合はこのような表示になります。
MAMORIO FUDAから離れてみよう
公式の情報によると、MAMORIOの有効距離は、単体では最大で30mだそうです(遮蔽物の有無により前後する)。まあ、Bluetooth4.0(Bluetooth Low Energy)だからそんなに距離が離れたらダメですよね。遮蔽物の関係を考慮すると、部屋をひとつ出たらもう電波が届かない、ということもありそうです。
とりあえず実験的に離れてみたところ……離れたことを通知しますね。
スマートウォッチ(Galaxy Gear S3)にもちゃんと通知してくれました。
しかし……通知が結構うるさい
しかし、手元にあるにもかかわらず5分に1回くらいの頻度で「財布は手元にありますか?」と聞いてきます。公式の説明では、MAMORIOアプリでは人工知能(AI)を使って、どういった時に紛失が起こるのかを日々学習しながら通知を最適化していますとのことなのですが、あまり学習しているようにも思えず……。
色々調べてみると、特定のWi-Fi環境下では、通知をしないという設定もできるようです。これで自宅内では通知がならなくなる……はずです。
さてこれで紛失・置き忘れは未然防止できるでしょうか?通知がうまく機能すればすぐに忘れ物に気づけるはずですし、なによりもこういう工夫を施しているということが、そのモノへの注意を促すことにはなりそうですね。