おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。
今週から開かれる臨時国会で、平成30年度第1次補正予算案が提出されます。災害対策費が中心となっている第1次補正予算ですが、政府は第2次補正予算の編成も視野に入れています。第2次補正予算の規模は2兆円を超えるとの見通しを、各シンクタンクが打ち立てています。
第2次補正予算の可能性について
第2次補正予算の可能性は、報道でもたびたび触れられています。9月25日には時事通信で報道されました。日経新聞でも、与党幹部の発言が記事になっていますね。
第2次補正予算は2兆円超えの規模?
第2次補正予算の規模感については、第一生命経済研究所が次のような見通しを公表しています。
第二次補正は追加国債なしで2兆円強程度可能か
(前略)今回第一次補正予算が思いの外大きくならず、純剰余金の消化は一部、国債費の下振れ分なども充当されなかったため、第二次補正の財源には若干余裕が出来る形になる。2兆円を上回る規模での編成も追加国債なしで十分可能だろう。実際の補正予算もこの範囲内で編成されると予想する。
一方、みずほ総合研究所も次のような分析をしています。
こうした税収の上振れ、国債費の下振れなどを背景に、第2次補正予算については、公共事業関係費を中心として第1次補正予算以上の規模になる可能性が高い。これまでも、東日本大震災を受けた2011年度や熊本地震を受けた2016年度など、震災発生後に多額の公共事業関係費が補正予算で積み増しされている。第2次補正予算では2兆円以上の追加歳出もあり得るだろう。
2兆円超えがありうるのであれば、昨年度(2017年度・平成29年度)の補正予算2.7兆円と同程度の予算が組まれることになりますね。
第2次補正予算の編成・成立時期は
12月に編成し、来年1月の通常国会に提出するというスケジュールで報道されるケースが多いように思います。上記の時事通信の記事にも、そのような記述があります。
2兆円を超える規模の大型補正予算。国土強靭化が主たる目的と言われていますが、従来補正予算で行われている中小企業対策(ものづくり補助金・小規模事業者持続化補助金・IT導入補助金)も、この2次補正予算で予算化されるでしょうか。