おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。
一般財団法人直鞍情報・産業振興協会のホームページによると、福岡県直方市で2月13日、ものづくり補助金公募要領説明会が行われるそうです。この時期には公募が始まっているのではないかと推察されます。ちょっと内容を見てみましょう。
直鞍情報・産業振興協会のホームページ記載内容
1月17日に下記のページが直鞍情報・産業振興協会にアップされています。
このページによると、説明会では、福岡県中小企業団体中央会が「ものづくり補助金公募要項」について説明するとはっきりと書いていますね。ものづくり補助金の一般的な内容についての説明会ではなく、公募要領についての説明であれば、この時点(2/13)で既に公募が始まっているという可能性があります。
(めちゃめちゃどうでもいいことですが、毎年公開される公募に関する詳細説明資料の正式名称は「公募要項」ではなく「公募要領」ですね)
それにしても、この5つのテーマを2時間でやるというのはなかなかのスピード感です。
2月13日までに公募が始まっているのは現実的にありうるか?
ここで疑問なのは、2月13日までに公募が始まるというのは、はたして現実的にありうるスケジュールかどうかということです。結論としては、ありうると思っています。
まず理解したいのは、公募が始まるまでには、2つの条件を満たす必要があるということです。一つは補正予算の成立。そしてもう一つは事務局の決定です。補正予算成立の流れを黄色の矢印で、事務局決定の流れを赤色の矢印で示しています。
通常国会召集と補正予算の成立
朝日新聞の1/18の報道によると、通常国会の召集は1/28だそうです。このソースは官房長官の発言ですので、ほぼ間違いない情報とみてよいでしょう。
次に気になるのは、補正予算がいつ成立するかです。過去6年間のデータを見ると、国会召集から予算の成立まで最短で8日、最長で29日かかっています。(平均15.2日)
過去の最短スケジュールと同等程度のスピード(8日)で成立するとしたら、2月5日ごろには成立してもおかしくはありません。
事務局の公募と決定
一方、ものづくり補助金の事務局の公募は12月末から始まっています。1月23日が公募の締め切りなのですが、いつが事務局の決定でしょうか。これも過去のデータを見ると、事務局公募開始から決定まで、ほぼちょうど1ヶ月です。(平成25・26年度は欠測)
ですので、1月下旬にも事務局が決まっていても不思議ではありませんが、今回の事務局公募の締め切り日は1月23日です。昨年(平成29年度)は1月24日が締め切りで、事務局決定が2月2日でした。今年はこれと同等のスケジュールで進むのではないかと思われます。したがって、事務局の決定は2月1日金曜日と推測します。
2月5日ごろの予算成立以降、どのくらいすみやかに公募が始まるか
予算が早くて2月5日ごろに決まるとして、その後どのくらいでものづくり補助金公募が始まるでしょうか。これも過去のデータを見ると、平成26年度は予算成立から10日で公募が始まっています。
しかし今年のものづくり補助金で注目したいのが、事前予告の内容です。12月28日に公開された事前予告では、次のような説明があります。
事業者の事業実施期間を可能な限り長く確保する観点から、上記公募の際には、約2か月の公募期間を設けるほか、早期に公募を締め切って審査し、採択発表を速やかに(可能ならば年度内に)行うことを検討中です
早期に公募を締め切って、採択発表を可能ならば年度内(3月末まで)に行うということは、逆算すると2月末までに最初の公募(1次公募1次締切)は締め切られていると思われます。公募開始から1次公募1次締切までの期間をあまり短くするわけにはいきません。1つの公募で2度の締め切りを設けるという方法は、平成24年度と平成25年度の公募でも行われています。別の補助金ですが、昨年のIT導入補助金の3次公募でも同じ方法がとられましたね。
平成24年度と25年度のデータを見ると、1次公募1次締切の公募期間は10日ないし25日でした。
ここから見ても、1次公募1次締切については、2~3週間程度は公募期間があるのではないかと思われます。2月末が締め切りとして逆算すると、2月10日~15日ごろに公募が始まることになるでしょう。このことからも福岡での説明会がある2月13日までに公募が始まっていることはありうることだと思います。
予測します!公募開始は2月8日(金)もしくは2月12日(火)のどちらかではないか
以上のことから推測すると、公募開始は2月8日(金)もしくは2月12日(火)ではないかと考えます。2月8日のほうが可能性は高いかもしれませんね。金曜日ですし。(過去13回の公募開始曜日のうち、5回が金曜日でした。金曜日率は38.5%です)