おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。
昨日1月21日、NHKのホームページで『すべての国の補助金手続き ネットで完結へ』という記事が公表されました。2020年度から、すべての国の補助金の手続きをインターネットを通じて完結できるようになるとのことです。
NHK『すべての国の補助金手続き ネットで完結へ』
記事はこちらから確認できます。
3行で要約しましょう?
- 政府は、従業員が少ない中小企業の事務の負担を軽減するため、2020年度からすべての国の補助金や、社会保険の手続きを役所や年金事務所などを訪れることなく、インターネットを通じて完結できるようにする
- 一部の補助金や社会保険の申請は、現在もインターネットで申請できますが、手続きが煩雑なことから利用が進んでいない
- そこで政府は、新たなシステムを導入して費用がかからないようにするほか、補助金の申請様式を統一して手続きも簡素化する。自治体にも参加を呼び掛ける。
行政手続き簡素化工程表
この動きは「中小企業・小規模事業者の長時間労働是正・生産性向上と人材確保に関するワーキンググループ」という官邸での政策会議で議論されています。12月にも定例の進捗報告会があったのですが、その時の資料から、進捗状況を見てみましょう。現在は、システムのプロトタイプ版の開発を行っているようです。
この資料の中に、次のような表記が見えますね。
9月以降 中小企業を対象とした主たる補助金でシステム利用開始(ものづくり・商業・サービス経営力向上支援補助金、小規模事業者持続化補助金、IT導入補助金を予定)
9月以降に公募はないでしょうから、来年実施(新元号元年補正・新元号2年当初予算)のものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金、IT導入補助金から、簡素化されたプロセスでの電子申請に移行するという感じでしょうかね。
実務上はどういう作業になるか
実務上、どういう作業方法になるのかは、今のところ僕たちにはわかりません。これは推測ですが、僕たちコンサルタントは、申請企業(支援先)のパソコンを借りて、そこから申請をするなどというやり方になるかもしれませんね。IDやパスワードを借りて、コンサルタントの事務所で作業をやるということも考えらえるでしょうけど、こういう作業はちゃんと申請者も巻き込んで一緒にやるのがいいのではないかという気がします。
まあ、やり方が明らかになってから考えればいいことですけどね?