おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。
梶山経産相は、家賃支援給付金について、8月4日付けで約6,500者に給付を行うと明らかにしました。これを元に当社で計算したところ、予算消化率は5%程度、1者あたり給付額は92万円程度だとわかりました。
大臣の記者会見動画はこちら
下記の動画の6:44ごろから該当部分についての発表があります。
家賃支援給付金につきましては予定通り本日8月4日から給付が開始をされるふうと報告を受けているところであります。本日給付は約6,500件、約60億円であり、明日以降も継続して給付をされる予定になっております。引き続き実例を踏まえた検収等により審査能力の向上に努め迅速かつ適切に給付金をお届けできるように取り組んでいきたいと考えております。
持続化給付金の給付開始時と比べると給付件数は3割程度
持続化補助金の申請初日の状況と比べてみましょう。
持続化給付金では、支給が始まった5月8日は、申請初日に受け付けた分のおよそ4割にあたる2万3000の中小企業や個人事業主に振り込まれました。(申請開始から8日目に給付開始)
一方、家賃支援給付金は支給開始日(8月4日)の給付件数が6,500件ですから、持続化給付金の給付開始時と比べると28%程度の件数であることがわかります。(こちらは申請開始から22日目に給付開始)
消化した予算は60億円。事務費を含めても消化されたのは予算全体の5%程度
また、梶山経産相の記者会見では、今回給付した金額の合計は60億円と述べています。
家賃支援給付金の総額は2兆242億円です(下図参照)。そのうち、942億円でリクルートに支給事務委託を行っているので、今回給付された60億円とあわせると、8月4日の時点で1,002億円の予算が消化されたことになります。これは予算全体の約5%に相当します。
ところで60億円を6,500者に給付したということは、1者あたりの給付額は92万円程度ということになります。初回支給組がたまたま給付額の小さいグループだった可能性はありますが、支給上限が300万円ないしは600万円である制度にしては、低めの印象があります。ただし今後給付が進むと、このあたりの平均支給額は変わる可能性があります。