おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。
大晦日ですね。当社にとっては創業4期目末、そして法人成り1期目の末日です。今年1年いろいろなことがありましたが、当社がやってしまったダメな失敗を5つ告白したいと思います💦
失敗1:対象業種偏りすぎ問題
やはり今年はコロナウイルス感染拡大の影響がとても多い1年でした。コロナの影響として当社で最も大きかったものがコレです。当社は製造業メインで支援をしているのですが、コロナによるロックダウンと売り上げ不振で、世界的に製造業は、特に自動車、航空宇宙、繊維産業に大きな影響があったと言われています。
もちろん当社のお客様は、自動車や航空宇宙関係の加工をしているところばかりではないのですが、全体的に製造業で受注の先行きが不透明な中で、設備投資をしたりコンサルを入れて体制強化を図ろうというところはまれです。中にはコストダウンのために、定期的な顧問契約での訪問頻度を下げたり、契約解除になったところもありました。
新規の問い合わせも製造業からはほとんどないといった有様ですね。まあだからといって他の業種も絶好調というわけではないのですが、顧客の主要な対象として製造業に偏っていたことは否めず、これが今期の売上を昨対で20%程度落とした大きな要因になっています。
失敗2:補助金支援売上への依存度高すぎ問題
コロナとは関係のないところとして、補助金支援の売上高に依存度が高すぎる、という問題もありました。もっと具体的に言うと、ものづくり補助金に偏り過ぎなんですよね。
今年からものづくり補助金では、給与支給総額年率平均1.5%増が必須要件になりました。これは従業員数の規模がそれなりにある企業にとってはかなりの負担となったため、ものづくり補助金への申請を見送る企業が多く出ました。(というか、当社のほうから「止めたほうがいいですよ」と押し止めるケースもたくさんありました)
これも売上減少の要因として結構大きいですね。補助金支援に偏っていたがゆえに、制度変更によって一気に受注を失ってしまったわけですね。いつかはこうなることはわかっていたのですが、有効な手立てをあまり講じていませんでしたというのも、当社のダメなところです。
失敗3:レンタルサーバー費用をケチったためにWebへのアクセスが激減
今年の6月頃の話ですが、当社のWebにアクセスできない事象が発生しました。当社は当時、WADAXを利用していたのですが、2つの事象でアクセスが激減しました
- Googlebotが当社のサーバーにアクセスできず、sitemap.xmlやrobots.txtを読まなくなった
- サーバー容量がいっぱいになってしまい、503エラーが発生
Googlebotのアクセス制限については、当社のトラフィックがかなりサーバーに負荷を与えていたようで、WADAX側で制御されていたことが後に判明しました。こんなことってあるの?(つーか、勝手にやっていいの?)と思っていたのですが、利用規約にもちゃんとこう書いているんですよね。
サーバーや回線に高負荷を与える場合若しくは与えるおそれのある場合には、当該契約者に事前に通知することなく、アカウントやアカウントで利用可能なサービスの全部又は一部の一時利用停止や削除、変更ができるものとします。
これに同意してサービスを受けていたので、仕方のないことです。むしろ「値段安くて質はそこそこ」という観点でプロバイダーを選んでいたこちらの落ち度ですね。サーバー容量がいっぱいになったのも同様で、ギリギリのラインまでケチって使おうという貧乏根性が招いた事故ですね。
当社はWebのアクセスにより新規顧客の獲得やアドセンス・コンテンツ販売収益を上げているのですから、ここはお金をケチるポイントではなく、もっと投資すべきところだったんですよね。
失敗4:毛色の違う動画投稿して低評価が山盛りに
もう消してしまったのですが、YouTubeの動画投稿で、ものすごく低評価がついたことがありました。当社のYouTube動画は、補助金情報やISO関連情報のアップを中心にしているのですが、一度だけガジェットレビューの動画を投稿したことがあったんですよね。(ワイヤレスイヤホンのレビュー記事でした)
メーカーから無償で提供するのでレビューしてくださいという提案があったんですよね。ついつい嬉しくなって(無償だからホイホイ飛びついたという理由も当然ある)、その提案に乗ってしまったのですが、やっぱり毛色の違う動画が突然アップされると、チャンネル登録してくれている視聴者の期待を裏切ることになるんでしょうね。レビューの仕方が下手だというのもあるでしょうけど。
あまりにも低評価が多かったので、びっくりして即削除してしまいました。餅は餅屋ですね。ガジェットレビューしたいのであれば、別のチャンネルを設けてやるべきでした。
失敗5:法人成りに伴う経営セーフティ共済の譲渡処理で納税額が増えることを失念
今年当社は法人成りをして、個人事業主を廃業しました。これまで個人事業主として経営セーフティ共済を契約していたのですが、法人成りにともない契約を法人に譲渡したんですよ。
これまで個人事業主のときは掛金を経費にしており、税の繰り延べ効果を堪能していたのですが、法人成りのタイミングで個人として解約返戻金相当額を収入に計上する必要があることがあとで分かったんですよね。廃業予定の個人事業主だったのですが、想定外の収入で納税額が増えることになりました。これもまあ気がついていない自分が悪いですね。
今年もいろんな失敗をしました。来年はちょっとは学習できますかねえ……。