ものづくり経営革新等支援機関

M.2 SSD (Crutial P5)に600円の安物ヒートシンクを着けてみた(温度比較)

https://imamura-net.com

おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村です。

先日、新しく購入したPCにM.2 SSD (Crutial P5) を取り付けました。Twitterでご指摘があり、熱対策をしたほうがよいとのことだったので、Amazonで安物ヒートシンクを取り付けました。ベンチとファイル転送でSSDに負荷をかけて、ヒートシンク有無での温度比較をしました。

購入したのはGLOTRENDS M.2ヒートシンク

購入したのはこれです。価格は599円ですが1,507個の評価があり、星の数もまずまずなので、ダメでも諦めがつくなというくらいの軽い気持ちで購入しました。

(アフィリンクじゃないのでお気軽にお踏みください)

届いたものの同梱物がこちら。取説はついていますが英語ですね。

M.2 SSD (Crutial P5) にヒートシンクを取り付け

というわけで早速M.2 SSDにヒートシンクを取り付けます。

SSDへの取り付け方はかんたんで、SSDのチップ面の上に青色のシリカゲルパットを置いて(両面の保護フィルムをはがしたうえで)その上にヒートシンクを置くだけです。あとは両端を輪ゴムで止めるだけ。こんなかんたんで本当に温度が下がるのか?という疑問が湧く。

ヒートシンクを装着したPCにSSDをマウントします。ちなみにPCは先日中古で購入した富士通LIFEBOOK U938/Sです。

検証1:ヒートシンク装着前のCrystalDiskMarkのベンチ実行

まずはCrystalDiskMark 8.0.4で、1GBの書き込みを5回やって検証します。

まず最初はヒートシンク装着前。検証環境としては空調を入れた部屋で室温27℃。ベンチ実行前のSSDの温度は41℃でした。

ベンチ実施後の書き込み/読み込み速度およびSSD温度は下記の通りです。

検証2:ヒートシンク装着後のCrystalDiskMarkのベンチ実行

上記の数値がヒートシンク装着後にどうなったのでしょうか。結果はこちらです。温度は下がってますが、速度はシーケンシャルの読み込み以外は下がってない?

検証3:ヒートシンク装着前のファイル転送(33GBの動画ファイル)

CrystalDiskMarkのベンチだけではちょっと心もとなかったので、ファイル転送もしてみました。ファイルは101個の動画(MP4)ファイルで、総サイズは33GBです。これをNASからPCのローカルにコピーしました。結果はこちら。結構熱くなりましたが、まだ正常の範囲内。

検証4:ヒートシンク装着後のファイル転送(33GBの動画ファイル)

これがヒートシンク装着後にはどうなるでしょうか。結果はこちら。温度は10℃くらい下がりました。

結果の考察

それぞれ1回ずつしか検証していないので、これをもって正確な結果とはとても言えませんが、安物ヒートシンクでも確かに温度は下がりました。

ただ、書き込み/読み込み速度は、シーケンシャルの読み込み以外は下がるという結果になりました。こんなものなのかね……。まあ、外出時のリモートデスクトップ用PCなのでそれほど書き込み/読み込み速度は重視しませんが、なんか釈然としない結果になりました。誤差の範囲だったらいいのですけどね。

  • B!

最近の人気記事

1

おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。 国際標準化機構(ISO)は、現行のISO9001:2015(品質マネジメントシステム規格I)を改訂する準備を進めているようです。現在の ...

2

おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。 2024年2月、ISO(国際標準化機構)は、マネジメントシステム規格に「気候変動への配慮」を盛り込む形で規格の一部を改定しました。今回 ...

3

おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。 5Sの考え方がISO9001や14001の運用に役立つことがあります。その逆もあって、ISOの仕組みが5S活動に役立つこともあるんです ...