ものづくり経営革新等支援機関

誰かに対して起こるイライラをコントロールするライフハック

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おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

週末のエモブロであり、プチライフハックの紹介です。誰かに対してイライラすることって誰にでもありますよね?これ、だいたいが「投影」が原因だと思っているのですが、ぼくはある方法でこれをコントロールしています。

他人に対してイライラするのは、だいたいが「投影」である

これはぼくの個人的な考えですが、他人に対してイライラするのは、だいたい「投影」が原因であると思っています。

どういうことかというと、例えばぼくは「無能だとは思われたくない」「他人から有能な人だと思われたい」という気持ちがとても強くあります。だからぼくは「有能だと評価される人間になるべきだ」と思っています。しかし現実のぼくは、失敗もするし、やらないといけないことでもサボりたくなるし、めんどうくさいと手を抜きたがるという「無能」な部分が大いにあります。(有能になりたいのならば、そうした無能な部分は是正しなきゃと思うのですが、そうした努力さえもできないダメ人間なのです)

そんな時に「有能な人」(括弧付きです。本当に有能かどうかはわからないが、ぼくが主観的に「有能」だと感じている人)を見ると、イライラしちゃうんですよね。根拠もないのに「どうせ自分を大きく見せているだけだろ」とまで思っちゃうんですよね。病的ですよね。でも「無能」な人を見ると安心するかというと、そうでもないんですよ。「無能な人」(これも括弧付きです)に対してもイライラするんですよね。こちらも大した根拠もないのに「無能な人間は価値がないのに、なぜ無能なままで努力をしないんだ」ってね。自分も怠惰なのに、それを棚に上げて勝手な人ですよね。

投影というのは、このように自分と社会とのギャップをごまかすようなこと。有能な人になれない自分を守るために「有能な人」を攻撃するし、「無能な人」を攻撃している間は自分が無能であることを忘れられるので、「無能」な人を攻撃するんですよ。どっちにせよ、自分が持つ「有能」や「無能」という基準を他人に勝手に映し出し、それをもとに勝手に裁いているという状態なんですよね。

しかし投影の相手は、自分と共通点の多い人に限られる

これはぼくのケースだけかもしれませんが、「投影」は誰に対しても行っているわけではありません。

例えば、ぼくの娘氏はまだ小学生なので、大人の基準で見るとまだまだ知識も経験も力量も大したことがありません。割り算もろくにできないですからね。でもぼくは娘氏に対して「割り算もできない無能」だとは思いません。「有能」や「無能」を論じる土俵が全く異なりますからね。同じように、外国の人に対しても、あまりこうした投影は発動しません。文化的な差異もあれば、受けた教育の差異もありますから、比べる土俵が違うと思っちゃうんでしょね。

だからぼくの場合は、投影をするとなると、やはり同じ日本人であり、社会人であり、ぼくと同じような属性(40代くらいで、男性で、似たような仕事をしている人)に対して起こりやすいという傾向があります。

要は似ているから嫌悪するんですね。「同族嫌悪」と言ってもよいでしょう。

どうやって投影によるイライラを防ぐか

このように、他人に対してイライラする心のメカニズムとしては、「投影」であり、しかも同じような属性をもった人にしか発動しないということが(ぼくのケースでは)わかっています。

こうしたメカニズムなのはわかったけど、じゃあどうやって投影によるイライラを予防するかということですが、ぼくは「イライラするこの相手は、実はぼくと同族ではない」と思うようにしています。あえてその人とぼくの違いをあげるということ、といってもよいでしょう。同じような属性を持った人に投影が発動するのですから、「同じ属性ではない」ということを自分で納得すればいいということですね。

「この人とは年がぜんぜん違う」ということでもいいですし、「やっている仕事の内容がぜんぜん違う」ということでもOKです。「家族構成が違う」でもいいでしょうし、「血液型が違う」とかでもOKだと思います。とにかくその人との相違点を数多くあげるわけです。数は多ければ多いほどよいと思います。

「投影をしない」というのがいいんでしょうけど、投影も自分が好き好んでやっているわけではなく、心理的な作用なので、ほぼ自動的かつ無意識的に投影してしまうのです。それをコントロールすることは難しいんですよ。ただ「誰に投影するか」というのは、比較的コントロールしやすいと思います。イライラが発生したあとでも対処が可能ですからね。

  • B!

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