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ISO9001:2015 10.2「不適合及び是正処置」について(10.2.2を中心に)

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おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

ISO9001:2015 各箇条解説シリーズ、今日も箇条10.2「不適合及び是正処置」について解説をします。今回は10.2.2にしたがって、不適合及び是正処置の記録について解説をします。

動画でも解説しています(無料・登録不要)

箇条10.2の規格要求事項(10.2.2)

細目箇条10.2.2の規格要求事項を解説します。これは記録をとりなさいということですね。

10.2.2 組織は,次に示す事項の証拠として,文書化した情報を保持しなければならない。

a) 不適合の性質及びそれに対してとったあらゆる処置

b) 是正処置の結果

昨日解説をした、細目箇条10.2.1で要求されていることをやるだけではダメで、やった内容や結果を記録しなさいと言っています。

なんのために記録するかというと、まず最初の理由はやった内容や結果を、関係者と共有するためですね。お客さんから説明が求められたりとか、場合によっては行政などから説明が求められるかもしれません。そのようなときに、ちゃんと記録を取っていたら説明も楽ですよね。

そしてもう一つの理由は、再発防止の効果を高めるためですね。この部署でこんな不適合があった、という情報を、他の部署とも共有すれば、他の部署で同様のことが起きることが防げるかもしれません。

不適合及び是正処置の記録の具体的なフォーマットの例

具体的には、このようなフォーマットに記録をしておくという方法があります。

このフォーマットは、10.2.1で要求されていたa)求められている修正の内容を記述するところ、b)の原因を記述するところ、c)の再発防止策を記述するところ、d)の有効性の評価を記述するところなどが、網羅されています。規格要求事項にそった記録のフォーマットを用意しておくと、漏れや抜けがなくなるでしょう。

不適合及び是正処置の記録の取り方は動画でも解説していまう

是正処置報告書の書き方については、別の動画で詳しく解説をしています。この動画も是非参考にしてみてください。(無料・登録不要です)

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