おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。
突然ですが僕は毎朝、自宅のトイレ掃除をしています。子供が生まれた時からずっとやっていますので、もう6年半ほど継続をしています。継続している理由は、トイレ掃除を楽にするために継続的改善をしているから、かもしれません。我が家の工夫を紹介したいと思います。
なぜ毎朝、トイレ掃除をしているのか
我が家は共働きなので、家事をしっかりとやりたいというのが最も大きな理由ですが、整った環境を維持することで子供の規律正しさを養いたいとか(つまり割れ窓理論の効果を狙っている)、取引先の社長から毎朝トイレ掃除をすることの効能を聞かされていたとか、そんな理由があります。
当時はまだ僕が5S・3Sのコンサルティングを始めた頃だったのですが、「トイレ掃除から学べるものは多い」と仰っていたので、本当かどうか、まずは自分でやってみようなどと思っていました。
継続するには「楽にする」ことが重要
とはいえ、毎朝欠かさずに掃除をするのはいろいろとたいへんです。苦しいことは継続しにくいので、とにかく「トイレ掃除を楽にしよう!」と、いろんな工夫をしたりグッズを買ったりしました。
例えばその工夫の一つはトイレマットを敷かないことです。トイレマットをめくったり動かしたりする手間が省けて、ほんの少しですが楽になります。楽になるだけでなく、トイレマットに飛散した尿は拭きつくすことが難しいので、マットがないほうが衛生的で、ニオイ予防にもなるんですよ。トイレマットがないという状態に違和感がある人もいると思いますが(僕の妻も最初はかなり抵抗をしめしていた)、トイレマットって結構不潔なんですよね。その理由はこれから説明します。
なぜ尿が便器から飛び散るのか?
これは男性と女性とで理由が異なりますが、男性の場合は、洋式便器でも立って用を足す人が多いと思います(最近は座ってする人も増えているらしいですが)。立って用をたすと、便器からの跳ね返りで飛び散るのは想像に難くありませんね。一方、女性が座って用を足す場合も、便器の外へ飛び散ることがあります。便器と便座の間には、かならず隙間があって、その隙間から飛沫が飛散するのです。TOTOの説明によると、便座・便ふたにはクッションを取りつけるための隙間を設けていることや、便座・便ふたを開閉する際に指が入ることで、開閉しやすくすることを目的として設計しているために無くす事はできないらしいのです。
特に子供が洋式便座で用を足す場合、どうしても奥に腰掛けることができないので、この隙間からかなりの量が漏れることになります。そうして、トイレマットに吸収される、というメカニズムなのです。
飛ばないようにする工夫ができれば、床は汚れにくくなるし、掃除もしやすくなる
ということは、飛沫が床に飛び散らないように工夫すれば、床が汚れにくくなるということです。汚れにくいということは、さっとひと拭きでもよくなりますし、その上でトイレマットもなくせば、掃除はかなり楽になります。
そのためにはどうするか?というと、(1)男性である僕も座って用を足す、(2)便器と便座の間の隙間を埋める、という対策をしました。特に(2)については、下記のようなグッズもあります。これで飛散はかなり防げるようになって、トイレも清潔な状態を維持しやすくなっています?
こんな感じで、隙間から漏れることを防いでくれます。
僕にとってのトイレ掃除の効能は、改善マインドの波及
このように原因究明をして対策を考えて、それがバチっとはまって効果が出ると、だんだん面白くなってきて、他のところも改善したくなってくるんですよね。改善はトイレだけにとどまらず、いろんなところを手掛けるようになりました。最近では妻も100円ショップで収納グッズをよく買ってきて整頓をするようになりましたし(僕から「整頓しろ」などとは一言もいわない)、変化をつけることが当たり前になってくると、変化をするということに抵抗感がなくなり、変化させようというマインド(改善マインド)が、自他に波及するのではないかと思います。
というわけで、トイレ掃除と継続的改善、おすすめできます!