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ものづくり補助金1次公募開始 これまでの公募と違い(速報版)+第1次締切に申請すべきか雑感

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おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

昨日、平成30年度補正ものづくり補助金1次公募が開始となりました。公募要領もまだ読み切れていませんが、この時点での速報版として情報をまとめたいと思います。なお、決して当社のブログをうのみにせず、公募要領に従ってください。当社のブログの記述にしたがって不採択になったとしても、当社では責任を負いかねますのでご注意ください。

これまでの公募との主な違い(漏れ抜けあるはずなので要注意)

僕がざっと見た感じの、これまでの公募との主な違いや、今回の公募で強調されている点は下記の通りです。漏れや抜け、解釈の誤りは必ずあるので、最終的にはご自身で公募要領をご確認ください。

  • 1次公募に第1次締切と第2次締切が設けられた。第1次締切は2/23。第2次締切は5/8
  • 様式1と様式2は、あわせてA4判片面印刷で15ページまで
  • 様式2(4)に記入する際のフォントのポイントは10.5
  • 消費税は8%で計算
  • 先端設備等導入計画で加点を受ける場合も、2018年12月21日以降の申請であること
  • 各種計画認定で加点や補助率アップを受ける際、場合によって受付機関の受付印をもらう必要あり
  • フラットファイルにとじる書類はすべてスキャン等でCD-R保存が必要
  • 登記簿(全部事項証明書)もしくは定款の提出が不要に

第1次締切に申請すべきか?

公募期間がわずか5日しかありませんが、1次公募1次受付に申請すべきでしょうか。当社にも「1次公募1次受付に申請したい」という声をいくつかいただいています。結論から言うと、かなりリスクがあると思います。

どういう制度なのか公募要領を読んでもはっきりとよくわからないのですが、1次公募1次受付に不採択となった場合のプロセスについて、公募要領には次のような記述があります。

 

 

僕の頭が悪くてどうもよく理解できないのですが、とにかく第1次締切で不採択となったとしても、同じ申請内容のまま、修正や差し替えはできずに(≒自動的に?)、そのまま第2次締切とあわせて審査されるようです。ということは、あせって完成度が低い申請書を提出してしまうと、差し替えもできないままそのままずっと2次締切までいってしまう、ということだと解釈できます。

「第1次締切分と第2次締切分の不公平をすくなくするため」と公募要領には書いていて、なぜこれが不公平をなくすことになるのかもイマイチピンとこないのですが、「先に出したほうが有利になる(ダメだとしてもあとで修正してもう一回申請する)」という状況をなくすための措置だと思われます。

ということなので、よほど完成度に自信がなければ、1次公募第1次締切に申請するのはリスクがあるとはっきり言いたいと思います。

リスクを踏まえたうえでご判断をしてくださいね。

  • B!

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