おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。
昨日東京出張だったのですが、新幹線の中から「新幹線のお掃除会社」の5Sの取り組みがちょっとだけ見えました(ほんのちょっとですが……)。写真に撮ったので紹介したいと思います。
新幹線のお掃除会社はJR東日本テクノハートTESSEI、通称「テッセイ」という会社
新幹線のお掃除会社と言えば、知る人ぞ知る会社です。(といってもよくテレビなどで取り上げられていますが)
本当かどうかは知りませんが、次のような記事もあったりします。
このテッセイの事例が、今秋から米国のハーバード大学経営大学院の、MBA(経営学修士)1年生の必修科目で採用されることが決まりました。
しかも、単独の科目ではなく、リーダーシップのコースと、技術マネジメントのコースの共同で教える特別カリキュラムとして扱われるのだそうです。つまり2人の教授による授業なのですが、これは非常にまれなケースだといわれています。
(中略)
海外からは、米国だけでなく、インドや韓国など、各国から視察に訪れるのですが、テッセイのスタッフが、掃除を正確に完璧に、礼儀正しく、そしてモチベーション高く行っていることに驚きます。ハーバード大学のイーサン・バーンスタイン助教授も、「上司による管理や金銭的な報酬ではない、スタッフの動機づけの稀有な例だ」と非常に感銘を受けていました。
棚回りの5Sを見てみましょう
新幹線のホーム下に通路があって、そこがスタッフの作業用通路になっているようでした。あまりものがないのですが、ちょうど僕が座った新幹線の座席の反対側にスチールラックがありました。
この写真ではわかりにくいですが「ゴミ袋」「紙タオル」「吸水シート」「消臭スプレー」などと表示が書かれています。棚の置き場所に表示をつけるのは5Sのお約束ですね。
1日に何本もの運転のある新幹線のお掃除で、ストックがこれだけというのは考えにくいので、奥に大きな倉庫があり、近々に使うものだけをここに置いているのでしょうかね。
上記の写真の左下には、取っ手のない台車のようなものがありますが、周囲にトラテープが貼られています。
ゴミ置き場?の5S写真
次の写真は何の場所かよくわからないのですが、ゴミ置き場のようにも見えます。
真ん中に赤と白の縞のテープに書かれているのは「ここで労災発生」です。労災発生箇所を表示することで注意を促しています。いろんな会社の現場でいろんな表示を見てきましたが、労災発生箇所を明示した表示を見たのは初めてです。
また、ゴミは直置きしないようにすのこが敷かれています。この上に本来の目的のものを置かないためか、トラテープが貼られています。
トラテープは1枚目の写真でもありましたね。結構トラテープを多用している印象です。ちょっとしたスペースがあると、人はつい何気なくものを置いてしまいたくなりますが、トラテープを貼ることで「ここにおいてはダメ」というのを視覚化しているのでしょうね。
新幹線の中からちょっと見えただけですが、結構興味深かったです、バックヤードも見てみたいなあ。