おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。
本日この投稿をもって、当社ブログが500日連続更新となりました!特に目標もなく惰性で書いている自己満足ブログですが、先日はじめてファンレター?的なメールをいただきました。とてもありがたいことです。ということで、「モノを書く」ということについて、僕自身のことをちょっと書いてみたいと思います。(興味のない人はスルーで?)
書籍と活字と私
いただいたファンレター的なメールを勝手に引用させていただきますね(すみません?)。次のような質問を頂きました。
「この方は文章が上手だな」「読みやすい書類だな」と感じた方と個人的にお話しする機会に恵まれたときには、その方が若いころどのような本を読まれていたか?とか、今、どこの新聞を取っているか?とか、ご自宅の本棚にはどのような本が並んでるか?とか、本を購入する際にどうやって選んでいるか?とかお聞きしてみるんですが……(後略)
うれしいことではあるのですが、答えるのがなんとも恥ずかしい質問です?こちらはプロの物書きではありませんし、特に推敲などもせず書きちらかしているだけなので、改めて質問されるとなんといっていいやら……という気持ちです。
実は学生時代まで、ほとんど本らしい本は読んでこなかったんですよね?活字が嫌いだったとはっきり言えます。小中高と一貫して国語が最も苦手。さすがに大学生の時はレポートや論文を書く必要があったので、いろいろな本は読みましたが、単位をとるために仕方なく読んでいたというのが正直なところです。
新聞もしかり。「社会人なのに、ましてやコンサルのくせに、常識外れもいいところだ」と思われることでしょうが、ここ10年以上は新聞を購読してないんですよね。家計のためというか、前職の給料が安かったので(きっぱり)、節約のために購読をやめちゃったんです。で、やめても別に困ることもないので、そのままにしていたという体たらくでして……。
こんなゴミカスみたいな自分が、モノを書くということで誰かから評価をされるだなんて、本当におこがましくて穴があったら入りたいと思いながらも今書いているところなんですよ。
愛の力?はホントに偉大
ただし社会人になってからはちょっと事情が異なります。僕の奥さまが本好きということもあって、付き合っているときから本の貸し借りをするようになり、それからよく本を読むようになったように思います。愛の力(かどうかはわかりませんが)ホントにすごいですね?学生の頃、ちゃんと勉強しないと試験でよい成績がとれないとわかっていても勉強しないのに、本好きの奥さまと付き合ってからモノを読むようになったのですから、これぞ内発的動機づけです。
そういうわけで20代後半から30代にかけては、小説やらルポ、エッセイやら新書やらを通勤電車の中で読みまくりました。当時はスマホもなかったですから、本を読むにはいい環境でした。当時よく読んでいたのは、宮本輝や村上春樹、沢木耕太郎、浅田次郎、司馬遼太郎あたりでしょうかね。ミーハーなラインナップです。最近はあまり小説は読みませんが、村田沙耶香さんや今村夏子さんの小説は読んだかなあ。
書くスキルは診断士の試験で磨かれた
読むことと書くことは別能力だと思いますので、小説を読んでいるからといってよい文章が書けるというわけじゃないんですよね。書くほうはどうかというと、明らかに自分の書くスキルの転機となったのは、中小企業診断士の試験でした。中小企業診断士の試験では筆記試験があります。診断士の筆記試験では「〇〇について100字で記入せよ」みたいな問題しか出ないんですよ。限られた文字数で採点者が納得する文章を書くにはどうすればよいかということは、この時に考えに考えました。例えばですが、こういうテキストを買って、半年ほど日経新聞の社説要約をやりました。
野矢茂樹さんの有名なこの本も、穴が開くぐらいやりましたね。
診断士の勉強をしているときには、「読み手が納得できる簡潔な文章の書き方」マニュアルみたいなものを自作していました。診断士受験生時代の教材等はほとんどすべてまるっと捨ててしまったのですが、これだけは思い入れがありすぎて捨てられないんですよね。
日本エディタースクールの通信講座もやりましたよ。この講座では、自分の文章を先生が添削して返却してくれるんです。
好きな作家の文章を写経すると文章力が向上すると誰かが言っていたので、それを取り入れて、浅田次郎のエッセイや、沢木耕太郎のルポルタージュを写経していた時代もありました。写経していたときに気づきをノートにまとめていたのですが、その時のメモをちゃんとEvernoteに保存していました。(ちゃんと残してる自分すごい)
いやあ、こうして自分で改めてまとめてみると、かなりの変態ですね?何かに凝りだすとそれしか目に入らなくなるのが、自分のキモチワルイところです。
しかしこうしたおかげで専門誌にも連載を持たせてもらうことがあったりもしました。その時の連載記事は、ダイヤモンドオンラインにも転載されています。いま読むと、練りの足りない稚拙な文章だなあと感じますね。当時よりも少しは進歩しているということでしょうかね。
このブログには目標なんてものはありません!
そんなわけで、連続更新500回にちょうどよいタイミングでファンレター的なものをいただきました?あらためてうれしいコメント頂いたことを感謝したいと思います。
いろいろ文章力向上のために取り組みましたけれども、一番よいのは、文字を書くということ自体を楽しくやるということに尽きると思います。このブログには目標なんてないし、別に誰かに読んでもらおうと思ってもないこと(≒エモいブログ)がたくさんあります。誰かのためにとか、自分の成長のために、みたいなお題目は一切なくて、純粋に自分が書きたいことだけを書いている、自分だけの場なんですね。何のプレッシャーもなく好き勝手に書くことのできる場があるということが、ブログを継続することにもつながりますし、ひいては書くことに慣れる基盤に他なりません。
連続更新500回とか言ってますが、別にいつ止めても構わないと思って書いていますからね。これが「500日更新まではへばりついてでもやり遂げる」みたいな壮大な覚悟のもとでやっているのならば、もうとっくに挫折してるんじゃないでしょうかね。
そういうわけで、目標もない、誰のためでもない、そして自分のためですらない、純粋に「書く」ことを楽しむだけのこの場でありたいと思っています?