おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。
間もなく、今年実施(平成30年度補正)ものづくり補助金1次公募の採択結果が発表になる見込みです。結果が待ち遠しいですが、なかなか発表されませんね。今日はいつもと違う角度として、Googleトレンドの傾向から採択動向を読み解こうと思います。
Googleトレンドで「ものづくり補助金」をサーチする
Googleトレンドというツールがあります。これは、ある単語がGoogleでどれだけ検索されているかというトレンドをグラフで見ることができるツールだそうです(Google公式の説明による)。
このツールで、過去5年間の「ものづくり補助金」というキーワードに対するトレンドを調べてみました。結構ややこしい見方なのですが、最も人気があった(検索された)週を100%として、それに対して各週がどれだけの人気度であったのかを、0~100%で表す相対数値であるということを念頭に、下記の表を見てください。ざっくりとですが、補助金の採択発表があった週に、人気度が高まっている(より多く検索された)のがわかりますね。
発表があった週の人気度と応募総数の相関関係をしらべる
次に見てみたいのは、発表があった週の人気度と、その時の公募の応募総数の相関関係です。過去5年間(H25年補正2次公募以降)のデータは次の通りです。
これを散布図にし、近似曲線を求めてみました。
当たり前と言えば当たり前ですが、応募総数とトレンド人気度には相関がありそうです。相関係数は0.61でしたので、まずまずの相関関係ですね。
それにしても気になるのは、平成29年度補正の人気度が異常に高いことです。応募総数としては17,000件程度に過ぎないのですが人気度が圧倒的で、これが100%としてベンチマークになってますね。最も応募総数の多かったH27年度補正1次の採択発表の際のアクセスを大幅に上回っているのでしょう。
散布図からもわかる通り、H29年度補正の時の人気度は、外れ値として見たほうがいいかもしれません。なぜこの時はこんなに検索されてアクセスされたのか?という疑問はありますね。これは仮説ですが、前年(H28年補正)では2次公募が行われず、1年3ヶ月ぶりの採択発表となったことから、各方面の注目度が高かったんでしょうかね。
今年(H30年補正)の応募総数は16,300件程度になるのではないか
本日(6/26)時点で、過去のデータをもとに推察するとなると、各公募発表の前週の人気度から無理やりに推察するということはできるかもしれません(妥当性があるかどうかは別として)。つまり、発表前週の「そろそろ発表じゃないか……」という盛り上がり度合から、応募総数を予想しようという試みですね。発表前週の人気度と応募総数の関係も、下記の表から確認できます。仮に今週(6/23から始まる1週間)に採択発表があるとすると、先週(6/16から始まる1週間)が、発表前週になります。6/16から始まる1週間の人気度は17でした。
H28年度補正が15,547件で前週人気度が11です。ですので、この時よりも応募総数は多いと考えられます。H29年度1次は外れ値で参考にならないとすれば、次に注目するのはH26年度1次公募ですね。この時は17,128件の応募総数で、発表前週のトレンド人気度が19でした。
ということで、H30年補正の応募総数は、15,545件~17,128件の間くらい(中央値は16,336)になるのではないかと推察します。(かなり強引な分析ですが……ブログのネタも結構困るんですよ……?)
さて実際はどうなるか?楽しみですがドキドキしますね?