おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。
2月7日、兵庫県は令和5年度当初予算に関する資料を公開しました。令和5年度当初予算案おける県の中小企業政策について見ていきたいと思います。
兵庫県『令和5年度当初予算の概要』はこちら
次世代産業の立地支援強化
兵庫県は、県内で建築物や設備への投資を行う差異に、産業立地条例による税軽減精度や補助金制度があります。これが変更となります(成長産業の重点支援、投資促進地域の拡大、設備補助要件の緩和)
一応は設備投資に対する補助金制度もあるのですが、補助率は投資額の3%以内です。仮に1億円の投資だった場合は、最高でも300万円の補助になります。
SDGsの取組への支援を強化
現在も実施中の「ひょうご産業SDGs推進宣言事業」を2023年度以降も継続するようです。県の認証を受けると、兵庫県信用保証協会の保証料率の割引などが受けられるメリットがあります。
中小企業等における人材の確保・育成支援
中小企業等における人材の確保・育成支援は、新しい制度が多いです。奨学金の返済支援制度はなかなかよい施策ではないかと思いますね。これでよい人材が県内で就労してくれたらよいのですが。
スタートアップ支援の強化
既存の中小企業にはあまり関係がないですが、スタートアップ支援も新しい制度がいくつか見られます。
脱炭素化の推進
中小企業に関係するところとしては、「サプライチェーン全体の温室効果ガス(GHG)排出量算定ツールの導入を支援[2,300万円]」でしょうか。予算案の参考資料によると「温室効果ガス(GHG)削減の取組を促進するため、事業者自らの排出だけでなく、事業活動に関係する、あらゆる排出を合計した排出量の把握及び削減に資するGHG排出量算定サービス導入を支援」と書いています。どうもGHG排出量算定利用サービスの月額使用料を定額補助するそうです。