ISO42001:2023 5.1 規格の中で最も重い!?トップに求められる責任とは(1)

おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村です。

ISO42001各箇条解説シリーズ、今回は箇条5.1「リーダーシップとコミットメント」について解説します。リーダーシップとコミットメントって何?どこまでをトップ自らやる必要があるの?という疑問に答えながら、実務で押さえるべきポイントをわかりやすく整理します。

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箇条5.1の位置づけ

まずは今日説明する箇条5.1の位置づけを説明します。

この箇条5はリーダーシップに関する項目ですが、主にトップマネジメント、例えば社長や、AIシステムに関する事業部長などに求められている項目ですね。リーダーシップは、組織全体、組織のプロセス全体に対して、発揮されなければならないものですね。そのなかでも、今日解説をする箇条5.1は、AIシステムの信頼性を高め、社会的・倫理的責任を果たすために、トップは何をしなければならないのかを定めている箇条です。

リーダーシップとコミットメントとは何か

この箇条5.1の要求事項もシンプルです。AIマネジメントシステムに関して、トップは、リーダーシップとコミットメントを示しなさい、ということの一点です。

では、リーダーシップとコミットメントとはいったいどういうものでしょうか。

リーダーシップという言葉は、ISOの規格で定義があります。これを簡単にいうと、組織の中で方向性を示して、働く人たちに影響を与えて、導くことがリーダーシップですね。一方でコミットメントという言葉は、ISOでは定義がありません。辞書に書いていることから推し量ると、真剣に取り組んで責任を果たす、という意味のようです。

反対にいうと、責任を持たず、他人任せにするような姿勢はリーダーシップでもコミットメントでもないよ。そんなことはしないでね。ちゃんと責任をもって、組織のためにリーダーらしいことをしてね、というのがリーダーシップとコミットメントです。

この記事を書いた人
代表取締役 今村 敦剛

中小企業診断士/審査員(ISO9001, 14001, 45001)/日本心理学会認定心理士