待つだけはNG!ISOの「機会」は自ら動いて成果を出す(1)

おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

ISOマネジメントシステムでもあまり語られることのない「機会」についてお話したいと思います。機会とはそもそも何なのか、そして機会をどうやって見つけて、どうやって活かしていくのかをわかりやすく解説します。

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機会とはなにか

まず最初に、皆さんに質問です。「機会」って聞いたとき、どんなイメージが浮かびますか?「売上を伸ばすチャンス」とか、「新しいお客さんをつかむこと」とか「コストを下げる方法を見つけること」というような「なにかいいこと」というイメージがあるんじゃないかと思いますが、どうでしょうか。

もちろんそれも正解なんですが、ISO9001が言っている機会は、実はもうちょっと広い意味があります。

「機会」とは、よい結果をもたらす、あらゆる可能性のこと

機会とは何かをまずは押さえたいと思いますが、実はISOでは「機会」という用語の厳密な定義は書かれていないんですね。なので「機会」という言葉は、一般的な意味として理解すればいいと思います。

「機会」とは、よい結果をもたらす、あらゆる可能性のことと言ってよいでしょう。

そしてそれは、先程の「売上を伸ばすチャンス」といシンプルなものもありますが、リスクと表裏の関係のものもあります。唐突な例かもしれませんが、馬券を買うと「お金が無駄になるかもしれない」というリスクもありますが、一方で「一攫千金が狙える」という機会も同時に存在しますよね。

そして機会とは「待っていたら勝手に良い結果が生まれるといものではない」という点が大事です。このあとも説明しますが、規格では、機会を特定したら、それをモノにするために「計画し、実施し、管理する」ことが求められています。つまりISOにおける「機会」とは、自ら動いてはじめて良い結果が出る、ということを前提にしています。ですので、審査の場でも「御社では、どんな機会を見つけて、それを掴むためにどう行動しましたか?」と問われるということですね。

明日は機会についての具体的な事例を2つご紹介します。

この記事を書いた人
代表取締役 今村 敦剛

中小企業診断士/審査員(ISO9001, 14001, 45001)/日本心理学会認定心理士