【非エンジニア向け】 Git/GitHubを使った神・文書管理術 超入門(2)

おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

業務をやっていると、文書の最新版管理や変更管理が重要になるケースってありますよね。一般的にはファイルサーバーにフォルダを作ったりファイル名を工夫したりして管理していると思うんですが、結構大変です。そこで今日は、エンジニアにおなじみのツールを使って、このような文書の変更管理・最新版管理が無料でできる方法をお話したいと思います。

Loading table of contents...

動画でも解説しています(無料・登録不要)

前回の記事はこちら

Git/GitHubを使った作業の流れ(準備)

具体的にどのように作業をして、データを管理するのか、具体的な流れを説明します。まず作業者は、リモートリポジトリのmainブランチにある原本(最新版)をpullコマンドでローカル環境に持ってきます。そして、作業前は必ず最新の状態から始めます。

Git/GitHubを使った作業の流れ(分岐:ブランチ)

次に、原本から隔離された、安全な作業場所として「ブランチ」というものを、ローカルリポジトリ内に作ります。

ブランチとは、原本をあやまって修正してしまわないよう、原本から隔離された安全な環境のことです。

この図では、工程3(原本のVerが3.0)の時点で、ブランチを作ります。そうすると、原本は維持したまま、枝分かれした別ルートができ、そこで修正を加えることができるようになります。

修正し終わったものは、管理者の承認を得たうえで、原本にマージ(統合)してver4.0になるという具合です。こうしたブランチと、マージを実行する際の承認によって、誤った変更や、承認されていない変更が原本を書き換えてしまうことを防ぐというわけですね。

Git/GitHubを使った作業の流れ(修正)

そして作業者は、作成したブランチ内で、図面を修正します。

Git/GitHubを使った作業の流れ(記録準備)

修正したファイルをaddコマンドでステージングエリアに移動させ、「この変更を記録します」というマークを付けます。

Git/GitHubを使った作業の流れ(記録実行)

その後、commitコマンドで、ステージングエリアにある変更を、ローカルリポジトリに記録します。

コミットとは自分のPCに「こういう変更をしました」と記録することです。この時点では、まだ自分のPCの中のブランチにしか変更はありません。

Git/GitHubを使った作業の流れ(記録実行)

続いて、pushコマンドで、ローカルリポジトリに記録した変更を、GitHub上のリモートリポジトリに送信します。このpushによって、自分の変更内容が、初めてチームに共有されます。

Git/GitHubを使った作業の流れ(承認依頼)

その後、作業者は、「この変更を原本(mainブランチ)に取り込んでください」というお願いである『プルリクエスト』を作成し、管理者にレビューを依頼します。

Git/GitHubを使った作業の流れ(承認・統合)

管理者がレビューを行い、問題がなければ承認します。承認されると、リモートリポジトリのブランチがmainブランチにマージ(統合)され、公式の最新版が更新されます。

Git/GitHubを使った作業の流れ(後片付け)

最後に、管理者はリモートの作業ブランチを消し、作業者は自分のPCにあるローカルの作業ブランチも消すなどして、作業環境の後片付けをします。

まとめ

はい、というわけで、GitとGitHubを使った文書管理のやり方について解説をしましたがいかがだったでしょうか。

今回のポイントを一言でまとめると「手間が多くて面倒そうだが、関所を多く設け、ミスの可能性を潰す仕組み」と言えるでしょうか。確かに面倒なんですが、その分、致命的な手戻りや混乱を防ぐことができるので、結果としてプロジェクト全体の効率と安全性を高めてくれるのが、Gitの大きな価値なんでしょうね。これが無料でできるんですから、すごいですよね。

プログラマーやエンジニアではない方でも、文書の確実な管理に関心があるかたは、ぜひgitでの管理も検討してみてください。

この記事を書いた人
代表取締役 今村 敦剛

中小企業診断士/審査員(ISO9001, 14001, 45001)/日本心理学会認定心理士