ISO/FDIS 14001が1月に発行。いよいよISO14001が改訂へ

おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

1月5日、ISOは、ISO/FDIS 14001を発行しました。これはISO14001の改訂最終案です。現在は各国ISOメンバーによる投票期間中ですが、これを通ればいよいよISO 14001:2026として発行されます。

Loading table of contents...

ISO(国際標準化機構)によるISO/FDIS 14001告知はこちら

ISOの公式情報では、ISO/FDIS 14001は「2026年4月発行予定」で、すでにFDIS投票段階(Stage 50.20)に入っています。

ISO/FDIS 14001の何がポイントか?

大手認証機関であるDNVのWebページによると、今回のFDISのポイントは「要求事項を大きく増やす」というより、今ある要求を読みやすく・誤解しにくく整えることを目的にしているようです。

DNVも「全体として、変更の範囲は限定的と見込まれており、ISO 14001:2015の認証をすでに取得している組織にとって、大きな追加対応や多大な導入負担が生じるものではないと考えられています」と記述しているとおり、変更による影響は限定的だと見られています。

ISO/FDIS 14001における主な改訂ポイント

  • 組織の状況(箇条4):気候変動だけでなく、汚染レベル・生物多様性・天然資源の利用可能性など、より幅広い「環境条件」を意識する
  • リスクと機会:要求事項の並びや表現を整理して、読み手の混乱を減らす
  • 変更の計画:EMSに関わる変更をどう計画するか、が明確化(新しい箇条の追加)
  • ライフサイクル視点:環境側面の特定で、ライフサイクルの見方をより重視
  • 外部提供の管理:「外部委託プロセス」だけでなく、外部から提供されるプロセス・製品・サービスまで含めて運用管理を考える

ISO/FDIS 14001発行後のスケジュール

FDIS投票は 2026年3月2日までとされており、ISO14001:2026の正式発行は、2026年上半期(in the first half)とISOは公式に述べています。

正式発行後に、認証取得組織は移行期間内にISO14001:2026にそった運用へと変える必要がありますが、その移行期間は現時点では3年が有力と見られています。(IAFの必須文書ドラフトに基づく“見込み”ですが)。

ISO/FDIS 14001は日本規格協会ホームページで購入可能

なお、ISO/FDIS 14001は日本規格協会ホームページで購入可能です。いろいろ調べたんですが、ISO公式のオンラインストアやBSIなどの各国規格協会でもISO/FDIS 14001を今のところ販売しているところはなく、日本規格協会がかなり先駆け的に販売しているんじゃないかという気がします。

当社もできるだけ早く入手して、皆様に情報をお伝えしたいと思っています!

この記事を書いた人
代表取締役 今村 敦剛

中小企業診断士/審査員(ISO9001, 14001, 45001)/日本心理学会認定心理士