おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。
昨日(3/22)、平成30年度補正ものづくり補助金1次公募の早期審査分(1次締切)の採択発表がありました。当社は5社支援したのですが、採択されたのは2社にとどまりました。これが当社の偽らざる実力です? 速報として過去の公募との比較をしてみたいと思います。
全国採択率は29.9%
中小企業庁の発表では、応募総数と採択者数は次の通りでした。これから計算すると、全国採択率は29.9%ですね。
平成30年度補正予算「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」については、平成31年2月18日(月)から平成31年5月8日(水)まで公募を行っていますが、平成31年2月23日(土)までに応募のあった1,111者については早期に審査を行い、332者を採択しました。
小規模型のほうが採択率が高い?
一方、3/22付けの日刊工業新聞の記事では、類型別(一般型と小規模型)で数字が示されています。
18年度1次公募での早期審査分の申請者は1111件。採択状況の内訳は、一般型(補助上限1000万円)が868件の申請に対し採択が250件。小規模型(補助上限500万円)は243件の申請に対し82件を採択した。クラウドファンディングにより資金調達したことで、審査の加点を得た事業者は332件中4件あった。
この数字を信用するならば、一般型の全国採択率は28.8%で、小規模型の全国採択率は33.7%です。まあ、ギリギリ誤差の範囲ってところでしょうかね。(検定までやる余裕がない)
過去の公募との比較
過去の公募と比較をしてみました。
公募1日当たりの応募数が222件であり、平均よりも少ないとはいえ、昨年の2次公募での平均を上回っています。公募期間が5日間にしては、まずまず申請数があったといえるでしょう。
採択率が29.9%と、過去の平均よりも低いのには理由がある
過去6年間の公募の総平均では、採択率は40.8%です。それに比べると29.9%という今回(早期審査分)の採択率は低く見えます。
これには明確な理由があります。公募と同時に下記の文章が公表されましたが、ここにははっきりとこう書いていますね。
具体的には、3月に発表を予定している第一次締切応募分の審査では、評価が特に高い案件のみを採択することとし、ここで採択されなかった案件は、点数を持ち越して第二次締切応募分と一緒に審査を行います。
というわけで、今回採択された案件は、特に評価が高かったものということですね。(それにしては採択率29.9%というのは、平均と10ポイント程度しか差がないので、「特に高い」とまでは言えないようにも思えますが)
このような中、当社は5社支援したうち、採択が2件にとどまりました。これが当社の実力です。