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「虐待は他人事じゃない、自分もする可能性がある」&オレンジリボンへの寄付お知らせ

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おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

先日、オレンジリボン(子ども虐待防止)運動の賛助会員として、15口(45,000円)の寄付をいたしました。当社は売上の1%程度の寄付を行うようにしています。今日は僕の「虐待加害者」としての一面をお話したいと思います。(エモブロです)

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「虐待は他人事じゃない、自分もする可能性がある」

先日、インターネットで下記の記事を見ました。子育てに頑張りすぎたお母さんが、子どもに手をあげてしまい、良心の呵責に苦しんでいるという記事です。

記事の中でこういう表現がありました。

その瞬間まで、虐待なんていうものは、どこか特殊で荒んだ家庭の話だと思ってた。けれど、そうじゃない。自分だってする可能性は十分にある――地続きであることを、嫌というほど実感した。

いや、これほんと、よくわかります。虐待をする人は生まれながらの悪者や、思考や感情がいびつな不完全人間とは限らないんですよ。誰だって――なろうと思っているわけではないにもかかわらず――加害者になってしまう可能性があるのです。

ここから子どもを突き落としたらどうなるかと考えてしまう自分

これは僕の経験です。うちの子がまだ0歳のころ、夜泣きで眠れない日が続きました。翌朝は仕事で大変だし、配偶者様も疲れ果てているし、どうやっても泣き止んでくれないし、寝てもくれない。そういう日が何日も続いたのです。

そういう時、泣き止まない子どもを抱っこしながら、真夜中のベランダにフラフラと出るのです。人が寝静まった街を見ながら思うのは「ここから子どもを突き落としたらどうなるか」ということでした。それも結構真剣に考えている自分がいるんですよ。何かの拍子で、心にもう一押しがあれば、本当に子どもをベランダから投げ落としてしまいかねないくらいの瀬戸際にいて、そしてハッと我に返ったことがありました。

そうすると次にやってくるのは、良心の呵責、恥じ、自分に対する怒りです。無力な子供に対して、自分は親としてあるまじきことを考えている。なんて恥ずかしくて、卑劣なんだ。お前なんて親失格だ、と自分の頭の中で声が聞こえるような気がするんですよね。それからしばらく、突き落とす想像だけではなく、叩きたくなる衝動、つねりたくなる衝動、首を締めたくなる衝動と、自制心との戦いの日々でした。

「お前が生まれついて邪悪なんだろ」と言われればその通りかもしれません。しかし僕は、自分が子どもの頃から「自分に奥さんや子どもができたら、何があっても優しくしよう」と決意して生きてきました。僕の両親がかなりの不仲で、反面教師にしていたからです。そんな決意を幼いころからしてきたにもかかわらず、自分は子どもを突き落としたくなり、イライラを配偶者様に向けて暴言を吐いたりするのです。こんなはずはない、こんなことをしてはいけないと思いながら、妄想や暴言は止められないんですよ。

こういうのは依存症と同じで、「固い意志」なんてものはあまり関係ないのかもしれません。意志でどうこうなるというよりも、自己肯定感の問題であったり、自分が自分にフタをしている感情の問題であったりと、原因はもう少し根深いところにあるように思います。

虐待防止に寄付をするのは、自分のためでもある

上記の記事を読んで、久しぶりに加害者としての自分の気持ちを思い出しました。今ではもう子どもを突き落としたい衝動に駆られることはありません。その後に内省を繰り返し、自分に余裕がない時に、そういう状態になることがわかったからですね。今は独立して一人で仕事をしているので、余裕がなくなる前に自分の負荷をコントロールしています。そうして加害者になりうる自分を予防しているわけですね。

しかし、自分には虐待加害者になる可能性が眠っているということを忘れてはならないと思っています。もちろん、虐待に悩み苦しむ子どもや親が減ってほしいという気持ちはありますが、オレンジリボン運動など児童虐待防止にまつわる活動に寄付をしているのには、自分への戒めの意味も含まれています。

いえ、戒めとは少し違いますかね。むしろ他人を救う行為によって、自分を救っているというのが正確かもしれません。

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