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ものづくり補助金の「先端設備等導入計画」加点の噂にまどわされないように

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おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

いよいよものづくり補助金1次公募の申請期限まで2週間を切りました。申請を検討している企業の方々は、書類作成の追い込みのためにたいへんな思いをされていると思います。

ここにきて、ものづくり補助金の「先端設備等導入計画」加点の噂をよく耳にするようになりました。かなり加点点数が大きいという噂がありますが、本当でしょうか?

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先端設備等導入計画が最も加点点数が大きいという噂(事実かどうかは不明)

当社に問い合わせをしてくる企業からも

「先端設備等導入計画が最も加点点数が大きいと聞きましたが、そうなんですか?」

ということを尋ねられることがあります。中には具体的に「〇点加点される」ということを知っている方もいます。しかしこれはちょっと出どころが怪しい噂です。ふつう、中小企業庁や中央会などがこういう情報をリークするとは考えにくいからです。

ちまたの審査員も、点数までは知らないのではないかと思います。加点要素の点数は審査員が判断するのではないからですね(審査員が判断するのは、技術面と事業化面だけ)。

昨年度の経営力向上計画の時もそういう噂があった

昨年度のものづくり補助金公募の際にも、経営力向上計画の認定に8点加算されるという噂がありました。それをとあるコンサルティング会社がセミナー等で公言をしており、僕の周囲では「8点も加点される」という噂がまことしやかに流れていました。

しかし実際にフタを開けてみると、経営力向上計画の認定をとっていない企業でも、採択をされている企業はたくさんありました。もちろん、経営力向上計画の認定をとっていても採択されなかった企業もあります。基本的にものづくり補助金の場合、100点満点での採点なので(技術面5点×4項目×審査員2名=40点。事業化面5点×4項目×審査員2名=40点。政策面20点の合計100点)、8点という加点はかなり大きな幅です。しかし認定の有無にかかわらず採択結果がばらついていることから、それほど決定的な点数ではなかったのではないかと推測をしています。

(これも噂の域を出ませんが、加点の点数はごくわずかだったという噂も、採択後に流れていました)

そういう噂には「思惑」がついてまわる事に注意

昨年度は、経営力向上計画の認定で高加点されるといいましたがそれを吹聴していたのはコンサルティング会社です。コンサルティング会社は、経営力向上計画と抱き合わせで書類作成をすると、売り上げの増加につながります。ですので、経営力向上計画が高加点であるほうが、彼らには都合がいいのです。そういう思惑がつきながら、噂というものは広がっていくことに注意です。

むろん、コンサルティング会社も、自社の売上のためにわざとそういう噂を流しているわけではないかもしれません。しかし、そうあってほしいという思いから、過度にその情報を信じ込むという傾向が人間にはあります(確証バイアスといいます)。いずれにせよ、噂にはその出どころの人のもつ希望や期待が込められているということに注意しなければなりません。

決定的に重要なのは、やはり申請書の内容である

昨年度の結果から見ても、やはり決定的に重要なのは申請書の内容であるといわざるを得ません。読みやすさはもちろんのこと、審査項目に対してどれだけ具体的に、納得感があるようにかけているかということのほうがよほど重要です。特に審査上で重視されるという項目があります(特に革新性)。ここが納得感あるように書けていないと、いくら先端設備等導入計画で加点を取ったからと言って、有利になることは考えにくいです。

例えば、ものづくり補助金の場合、「古い設備をただ更新する」というだけのストーリーでは採択されないという噂があります。これは審査項目にも「革新性」という項目がありますし、そもそもこの補助金は昨年まで「革新的ものづくり・商業・サービス開発支援事業」などという正式名称だったこともあって、ほぼ事実だと思います。この「革新性」の部分が書けていないにもかかわらず、加点項目である先端設備等導入計画を取っているからといって採択されるようなことはかなり考えにくいことです。

噂に惑わされず、提出までの期間は、内容のブラッシュアップを!

このような出どころが不確かな噂に惑わされずに、提出までの期間は内容のブラッシュアップを図ってください。そちらが採択への最短ルートです。

内容のブラッシュアップには、下記のページをご参考くださいね。

https://imamura-net.com/blogpost/2287/

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