おはようございます！マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。
不良報告書というのは、不良品が誤ってお客さんの手元に行ってしまったときに、その原因や再発防止策をお客さんに説明するための書類のことです。これを作るのは、結構手間だと思います。そんな大変な不良報告書をAIの助けを借りて作ってみたいと思います。果たしてAIのサポートでどんな報告書がどの程度の時間でできるんでしょうか？
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対話形式での質問（続き）
生成AIといっても、何の情報もなくては不良報告書を作ってくれませんので、プロンプト（指示）を出して、不良報告書を作るように命令をします。その際、以下のようなプロンプトを投げかけました。
あなたは製造業の品質管理責任者です。このたび、顧客に納品した製品に不良があり、クレームとなりました。顧客に対して不良報告書の提出が必要です。報告書では、1. 不良の内容 2. 不良の修正（応急処置）内容 3. 不良の原因 4. 不良の再発防止策 5. 類似事象の発生可能性の確認 の5つが求められています。この報告書を作るために、あなたは不良を出した担当である私に聞き取りをしてください。聞くべきことを全て確認できたら報告書を作成してください。質問は1つずつしてください。
結構な数の質問を受けますが、昨日の記事の続きを以下のお示しします。輸送方法についての質問の途中でしたね。
トラックで、注意点は特になく、振動対策は段ボール内の緩衝材です。
過去にもありましたが、数年前に１回程度のものだったと思います。
営業担当者が営業車で手持ちしました。
ここで根本原因を尋ねられました。根本原因は対話の中で探っていくようなプロンプトを投げかければよかったかな。
梱包の不備です。
実は、納期が迫っていたので、梱包作業を複数の作業者で行っていました。バンドストッパーで段ボールをあかないようにするルールだったのですが、バンドストッパーをつけるのを忘れていました。後で確認したところ「誰かがバンドストッパーをやるだろう」と、みんな思い込んでいたことがわかりました。
梱包作業の役割分担の明確化が必要だと思います。あとはチェックリストの導入でしょうか。
同様に複数人で梱包作業を行う機会があると思います。他の作業でも確認漏れが起こる可能性はあると思います。
これが最後の質問だったようです。最後の質問を終えると「了解しました。それでは、これまでの情報をもとに不良報告書を作成します。」と言い、不良報告書を出力してくれます。
果たしてどのような不良報告書が出来たのでしょうか？（次回に続く）