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コネで入社した僕の罪悪感とその顛末

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おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

【エモブロ】最近、僕が新卒で入社した時の会社のことを、よく(千葉を襲った台風関連のニュースで)耳にします。報道で古巣のことを耳にするたびに思い出すことがあるのですが……実を言うと僕は新卒で入った会社はコネで入社したのでした。

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誰もが知っている会社に入らなければ体裁が悪いと思っていた僕

正直に言います。僕は「大企業で働いているなんてすごいと、周囲の人に認めてほしいという動機だけで就活してました。つまり、自己顕示欲を満たすために大企業に入りたいと思っていたわけです?本当につまんないこと考えますよね。

だから就大手企業狙いなわけですが、僕が就活をした時は、氷河期時代の入口。旧帝大級の国立大の学生ならまだしも、僕のレベルの学校では、大手企業の面接をうけるチャンスすらないケースもありました。ですので、有名校の学生だけを対象とした説明会などがあっても、僕はよく門前払いを受けてたんですよね。今の時代はどうだかわからないけど、僕の時代にはよくある話……だったと思います。

そんなわけで就職が決まらず、コネを使う

大手企業狙いで就活をすすめるのだけれども、大手からは門前払い。これじゃ就職が決まるはずがありません。焦る僕は結局、親のツテを使って、大手企業に内定をもらうことができました。

でも正直、嬉しくないんですよね。コネで入社したという罪悪感がつきまといますから。そういう罪悪感を覚えるということはハナからわかっていたはずなのに、それでも見栄や世間体を重視したのは僕なのですから、罪悪感を覚えるのも他ならぬ自分自身の責任なんです。

罪悪感で頭がおかしくなったのか、内定後にその会社の人事に、思い余って電話をしたこともありましてですね……。電話で何の話をしたのかと言えば、

「僕はコネだから内定をもらえたんですか?」

と直球で尋ねたりしたのでした?

ホントに僕はバカで救いようがありません。人事だって、そう訊かれて「はいそうです」なんて言わんでしょうに。

入社しても居場所がない

悶々とした気持ちで春を迎え、入社をした僕でした。そこには同期社員もたくさんいたのですが、入社の経緯に至る話題のときには彼らの輪の中に僕は入れません。なぜなら僕は彼らとは違う採用プロセスで入社をしているので、話があわないんですよ。だからといって「俺、コネで入ったから」と開き直れるほど強くもない。

見栄や世間体を気にして大手企業にコネで入ったというのに、入社しても見栄や世間体を気にして、自分の真実を明かせないわけです。自分が勝手に定めた「他人様の目」に自ら縛られて動けなくなっているという滑稽な姿だったのです。

しかし、仕事で結果を出せば、周囲も自分も納得させられるはず。そう思って自分なりに仕事を頑張った……つもりでした。でも最初の人事考課では、配属された部署にいる同期の中で、僕はもっとも低い評価を受けました。僕の態度や能力、残した結果が悪かったためにその評価になったのでしょう。しかし僕はそうは思わずに「コネで入社したので、人事評価も低いのだ」となぜか思い込む始末で……。これはもう妄想と言ってもいいですね?

結局、その会社は3年半ほどして辞めました。ということは、コネで口をきいてくれた親とその知り合いの顔にも泥を塗ったわけです。コネで入り、結果も出せず、逃げるように辞めてしまい、振り返ってみると全てがチグハグで、自分の愚かさしか見えてこないですね?

自分を生きづらくするのはいつだって自分自身である

元はといえば「大手企業でなければ、他人から認めてもらえない」と強固に思い込んでいたことがマズかったんだろうな、と今になっては思います。どこで働こうが自分の価値は変わらないと信じていれば、そこが大企業だろうがなんであろうが、なんの罪悪感もなく働けたはずですからね。

今では内省も進み、自分に妙な自信もついたので、このエピソードも堂々と?実名ブログに書けるようになったことは、僕の唯一の進歩と言ってもいいかもしれません。僕がこの一件から学んだことは「自分を生きづらくするのは、いつだって自分自身」ということです。まあ端的に言えば「自分がバカであるがゆえに、いらぬ苦労をした」ということですかね?

人の評価を気にして自分の行動を変えてはいけません。それで苦しむのは自分自身なのですから。

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