AI(ChatGPT)で 不良報告書を爆速作成(1)

おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

不良報告書というのは、不良品が誤ってお客さんの手元に行ってしまったときに、その原因や再発防止策をお客さんに説明するための書類のことです。これを作るのは、結構手間だと思います。そんな大変な不良報告書をAIの助けを借りて作ってみたいと思います。果たしてAIのサポートでどんな報告書がどの程度の時間でできるんでしょうか?

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プロンプト(指示)の投げかけ

今日使うのは、皆さんご存知のChatGPTという生成AIです。これのGPT-4o(フォー・オムニ)というバージョンを使って、不良報告書を作っていきたいと思います。ただし、生成AIといっても、何の情報もなくては不良報告書を作ってくれませんので、このようなプロンプト指示を出したいと思います。

あなたは製造業の品質管理責任者です。このたび、顧客に納品した製品に不良があり、クレームとなりました。顧客に対して不良報告書の提出が必要です。報告書では、1. 不良の内容 2. 不良の修正(応急処置)内容 3. 不良の原因 4. 不良の再発防止策 5. 類似事象の発生可能性の確認 の5つが求められています。この報告書を作るために、あなたは不良を出した担当である私に聞き取りをしてください。聞くべきことを全て確認できたら報告書を作成してください。質問は1つずつしてください。

対話形式で質問がある

これを投げかけますと、対話形式で質問をしてきます。まず最初の質問ですね。

これに対して、次のように答えます。

製品はステンレスの加工部品です。不良品の数量は1個です。

すると、次の質問へ移ります。このような形で質問が続きます。

製品に親指大の打痕が1箇所ありました。

顧客からの指摘です。

全工程を聞いてるって、結構面倒くさいですね💦

受入検査→機械加工→焼入れ→表面処理→出荷検査→梱包→輸送。

段ボールに緩衝材を入れて、段ボールを封印していました。

動かないように固定されていたはずです。

運送会社ではなく自社便です。段ボールを手積みしています。輸送中に衝撃を受ける可能性はあると思います。

こんな感じで質問はまだまだ続きます。(次回へ続く)

この記事を書いた人
代表取締役 今村 敦剛

中小企業診断士/審査員(ISO9001, 14001, 45001)/日本心理学会認定心理士