補助金に関連する当ページの情報について
当ページの記載事項に基づいてすべてを判断せず、必ず公募要領を確認してください。当社ページの見解に従った結果、不採択となった場合も、当社は責任を負いかねます。このページの情報や見解は、予告なしに変更することがあります。

ISO9001 ブログ

【ISO9001:2026改訂最新情報】国際規格案が数ヶ月以内に発行予定

https://imamura-net.com

おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

6月5日、ISOの技術委員会(TC)176の分科委員会(SC)2は、ISO9001改訂最新情報を更新しました。ISO9001の改訂は、予定通り2026年に行われる見込みであり、国際規格案(DIS)が数ヶ月以内に発行予定だそうです。

スポンサーリンク

ISO/TC 176/SC 2の公式アナウンスはこちら

日本語訳(機械翻訳です)

ISO/TC 176/SC 2/WG 29(品質マネジメントシステム規格を担当する作業部会)の第17回会合が、2025年5月20日の協定世界時(UTC)午前7時から午前10時にかけて、Zoomにて開催されました。

この会合には、27の国家規格機関および8つのリエゾン組織の代表者を含む48名が参加しました。

前回会合以降の活動に関する最新情報として、2024年9月に共有されたプロジェクトのタイムラインに変更はなく、国際規格案(DIS)が今後数ヶ月以内にパブリックコメント(意見公募)のために発行される見込みであることが改めて伝えられました。

部会は、規格の箇条10(改善)に関するコメントの解決を完了し、箇条8.5(製造及びサービス提供)に関するコメントの解決に着手しました。

全てのマネジメントシステム規格に関連する「調和された構造(Harmonized Structure)」のテキストに対する潜在的な変更点がすべて特定され、SC2(分科委員会2)のメンバーによる承認を得るため、TMB(技術管理評議会)の決議16/2025に沿って報告書が作成されました。これらの変更の必要性についての理解を助けるため、変更の正当性に関する文書も作成されています。

追加で2回の会合が予定されており、附属書Aについては、2025年6月5日の会合で議論されることが通知されました。

国際規格案(DIS)が今後数ヶ月以内にパブリックコメント(意見公募)のために発行される見込みだそうです。以前LRQAが「2025年6月にはDISが発行される」と記事にしていましたが、ISOの公式見解は「今後数ヶ月」というスパンですね。

なお、公式の開発ステータスにも変わりがありません。

https://www.iso.org/stage-codes.html#30_92

箇条10(改善)と箇条8.5(製造及びサービス提供)について何が話し合われているのか?

この記事を読むと「規格の箇条10(改善)に関するコメントの解決を完了し、箇条8.5(製造及びサービス提供)に関するコメントの解決に着手しました。」という文があります。これを読んで「規格の箇条10と8.5が変更されるのかな?」という疑問が湧いてきそうですが、おそらくこれは現段階では、変更しようとしているのではなく、規格の草案(委員会草案)に対する各国からのコメントを箇条ごとの小集団で議論しているのだと思われます。

5月の会合(第16回)では箇条6.1.3の注記や、7.1.3、7.1.4、7.1.5.2、7.1.6、8.3に対する提案についての小集団が設立されています。おそらく第17回の箇条10と8.3もその流れの一つだと思います。

 

スポンサーリンク

スポンサーリンク

最近の人気記事

1

おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。 国際標準化機構(ISO)は、現行のISO9001:2015(品質マネジメントシステム規格I)を改訂する準備を進めているようです。現在の ...

2

おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。 2024年2月、ISO(国際標準化機構)は、マネジメントシステム規格に「気候変動への配慮」を盛り込む形で規格の一部を改定しました。今回 ...

3

おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。 5Sの考え方がISO9001や14001の運用に役立つことがあります。その逆もあって、ISOの仕組みが5S活動に役立つこともあるんです ...

-ISO9001, ブログ

S