おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。
昨日(7/31)、小規模事業者持続化補助金(商工会議所地区分、商工会地区分一次公募)の採択結果が発表となりました。今回の公募では、非常に高採択率となりました。
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平成30年度補正小規模事業者持続化補助金の採択結果はこちらで確認できます
申請者数、採択者数ともに公表される
中小企業庁のホームページによると、この度の公募での申請者数は、商工会議所地区で15,202件、商工会地区で9,371件であるとかかれていました。
小規模事業者持続化補助金の申請者数は、昨年度から公表されるようになりました。採択事業者数は、昨年は公表されていませんでしたが、今年から公表されるようになったようですね。申請者数は、昨年の1次公募よりも2,300件ほど減っているようですね。(昨年度の申請者数は、商工会議所地区・商工会地区あわせて26,910件)
採択率は8割~9割を超える
申請者数と採択者数が公表されているので、商工会議所地区、商工会地区それぞれの採択率を割り出します。
申請者数 | 採択事業者数 | 採択率 | |
商工会議所地区 | 15,202 | 13,099 | 86.2% |
商工会地区 | 9,371 | 8,709 | 92.9% |
昨年は、商工会議所地区・商工会地区の総合での採択率が68.9%だったと当社は計算をしました(申請者数26,910件に対し採択者数18,532件)。それと比べると、20ポイント近く採択率が上昇していますね。これはかなりの上昇幅です。
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【平成29年度補正】小規模事業者持続化補助金採択発表。採択率を割り出す
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高採択率の要因は予算の増額ではないか
高採択率の要因ですが、予算の増額と関係があると推測しています。今年の小規模事業者持続化補助金の予算額は200億円です(根拠は、下記の厚労省資料にあります)。昨年度の予算額が120億円ですから、昨年比で80億円および66.7%の増額です。この増額ほどに申請者数が伸びなかったため、採択事業者が大幅に増えたのだと考えます。
予算の残額はどの程度か
21,808件の採択で、1件あたり最大50万円の補助として計算をすると、今回の公募でおおよそ109億円程度の予算を消化したと推察できます。実際には上限額最大100万円の交付もありうるので、これよりももう少し予算を消化していてもおかしくありません。一方、商工会地区の2次締切分(7/31締め切り)の発表も控えています。これが商工会地区1次締切と同じ規模の採択事業者数(8,709件程度)と仮定すると、消化する予算は43億円程度でしょうか。
今年の予算額が200億円ですので、単純計算で残り予算は、200億円-109億円-43億円=48億円程度。ここから事務局の運営費などが引かれます。なんだか余りそうな雰囲気ですね。余ったらどうなるんでしょうね。