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「ものづくり補助金」審査上最大の論点"革新性"とは何か

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ものづくり補助金2次公募セミナー情報・更新情報(6/13)

令和元年実施ものづくり補助金2次公募に関連するセミナーを、7/2(火)に神戸で、7/3(水)に大分で、7/22(月)に東京で開催予定です。詳しくは下記のリンクをご参照ください!

おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

まもなく平成29年度ものづくり・商業・サービス経営力向上支援事業(ものづくり補助金)の公募が開始されます。ものづくり補助金で採択されるためには、いくつかの審査項目で点を獲得できるように申請書を記述しなければならないのですが、その審査項目で最も重要だと言われるのが"革新性"です。どんなに見栄え良い事業計画が書いてあったとしても、革新性のない計画ではまず採択されないと考えていいでしょう。それくらい、この補助金では"革新性"を重視します。

ではこの"革新性"とはいったい何でしょうか。

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中小企業庁の見解から"革新性"を読み解く

実はこの"革新性"の考え方については、模範解答があるのです。模範解答は下記のホームページに記載されています。

このページで、中小企業庁 技術・経営革新課(イノベーション課)の係長・担当が言うには、革新性とは次のことを指すようです。

(厳密に言うと、このページでは「革新的サービス」について説明されていますが、"革新的"の意味合いはこれでじゅうぶん参考になります)

自社になく、他社でも一般的ではない、新サービス、新商品開発や新生産方式。「革新的」かどうかの判断基準は、例えば、新しい設備・機器を導入しても、『当社比』で革新が行われたというようなことではあてはまらず、『地域の先進事例』や、『業種内での先進事例』にあたるかどうかなど、『相対的』な視点から、革新性を示さなければなりません。

自社になく、他社でも一般的でもない、というところがポイントですね。

実はこの定義、経営革新計画で定められた"経営革新"の定義とほぼ同じです。経営革新計画の手引き書には、"経営革新"が次のように定義されています。

① 新商品の開発又は生産
② 新役務の開発又は提供
③ 商品の新たな生産又は販売の方式の導入
④ 役務の新たな提供の方式の導入その他の新たな事業活動

「新たな取り組み」とは、多様なものが存在しますが、個々の中小企業者にとって「新たなもの」であれば、既に他社において採用されている技術・方式を活用する場合についても承認対象です。ただし、業種ごとに同業の中小企業(地域性の高いものについては同一地域における同業他社)における当該技術の導入状況を判断し、それぞれについて既に相当程度普及している技術・方式等の導入については承認対象外です。

どうですか。ざっくり言って、自社になく、他社でも一般的でない、新商品・新サービスの開発、新生産方式のことを指していますね。

「他社でも一般的ではない」の考え方

自社ないことを新しくやるというストーリーは、比較的描きやすいものだと思います。しかし「他社でも一般的でない」というのはなかなか難しいところです。これをどう考えるかと考察しましょう。

オンリーワンやナンバーワンである必要はない

あくまでも「一般的ではない」ということが問われていますから、自社がやろうとしていることが、他社がどこも手がけていない、前人未到の、まったく新しいことでなくてもいいわけです。つまり、ナンバーワンやオンリーワンにならなくてもいい、ということですね。一般的でなければいいんです。

「他社」をどこまでの範囲と捉えるか

全国の同業他社なのか、地域の同業他社なのか、いろいろと切り口はあると思いますが、これは自社の商圏内の同業他社といい切っていいのではないかと思います。

例えば機械加工業にしても、いろんな企業があります。自動車部品の加工をしているところもあれば、航空機部品の加工をしているところもあります。片方の業界では当たり前だけれども。別の業界に行けば一般的でない、ということは多々あるでしょう。一般的に、航空機部品加工のほうが、自動車部品加工よりも、納期がルーズと言われています。それは数(台数・部品点数ともに)が違うからというのもあるし、MRJのケースをみてもわかるように、航空機は(その構造的な理由から)ロールアウトが遅れることが、自動車よりも当たり前に起こりうるからです。だから、自動車部品加工で求められるような作り方は、必ずしも航空機部品加工では求められません。自動車部品加工で常識であっても、航空機部品加工で常識でないならば、それに取り組むことは、業界内では革新的なことと言えます。

だから「航空機部品加工の業界においては一般的ではない」といい切っちゃえばいいのです。ただし、ちゃんとそれが一般的でない理由を添えなければいけませんけどね。

新しいだけではダメ。儲かる見込みがなければいけない。

革新性が重要だからと言って、新しいことだけではダメです。「儲かる見込みがなければいけないと」同じく中小企業庁の方が申しています。

https://www.mirasapo.jp/features/subsidy/vol1/1/index.html

ちょっと引用しましょう。

(革新性をPRする)1つ目の視点は、技術やアイディアといった視点です。 これまでの事業の中でどのような改善課題を見つけ出したのか、その課題を解決するための技術面やサービス面でのアイディアは何か、 開発計画における具体的かつ定量的な開発目標は何か、等々をしっかりアピールして下さい。 2つ目の視点は、ビジネスとしての実現性の視点です。 どのようなマーケットを対象とするビジネスに乗り出すのか、そこでのライバル企業に対してどうやって市場競争を勝ち抜くのか、 市場調査等をもとにアピールして下さい。 「様々な分野」とか「多様なユーザー」といった抽象的な言葉は使わないで、具体的に書いた方が良いでしょう。

新しいことをするだけだと、それほど難しいことではありません。例えばですが、私がワニの肉や骨から作ったスープで作ったラーメンを新たに開発したとします。これは明らかに新しいことです。しかし、売れるようには思えませんよね(^_^;) これじゃダメだということですね。

すこし話は飛躍しますが、行政として「ものづくり補助金」の目標というものがあります。それは、5年間で事業化に成功する割合が、採択企業の半数を超えるというものです。これが実現して初めて、行政は「ああ、このものづくり補助金を中小企業支援施策として実行して、経済効果があったな」と評価するのです。だから、儲かるものでなければダメなんですね。

今、取引先から言われている「ややこしいこと」「難しいこと」に取り組むというストーリー

「革新性なんてないよ!」と嘆く企業は、どういうふうに革新性を見い出せばいいでしょうか?、それは「今、取引先から言われているややこしいこと、難しいことに取り組む」というストーリーが立てられないか?と考えてみてください。

取引先からややこしいこと、難しいことを言われているとすれば、それは他社でも実現困難な課題であることが想像できます。つまり他社にとって一般的ではないといえますよね。しかも要望の発信元が取引先なのですから、その課題を解決すれば、売上に直結するのは間違いありません。

このような「ややこしい引き合い」「難しい引き合い」と、投資したい設備を関連付けて筋書きを作るのが、もっとも革新性を訴求しやすいと私は考えます。

かなり僕のノウハウを出しちゃいました(^_^;)

今日はめちゃめちゃ僕のノウハウを言語化しちゃいました。でも、これを参考にして、いいストーリーを書いてくださいね!

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