平成30年度神戸市中小製造業投資促進等助成制度の採択発表がありました

おはようございます！マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

昨日(7/25)に、平成30年度神戸市中小製造業投資促進等助成制度の採択発表がありました。当社は本件について2件の支援を行い、その2件とも採択されました?　あまり情報が少ないこの助成制度ですが、振り返ってみたいと思います。

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神戸市中小製造業投資促進等助成制度とは

神戸市において設備投資を行う中小企業を対象にとした、技術力や生産性の向上、受注拡大、研究開発機能の強化などに向けた設備投資等に向けての助成制度です。

今年度（平成30年度）は、①戦略産業分野（「航空・宇宙」「医療・健康・福祉」「農業・食糧」「環境・エネルギー」）での事業展開、②ＩｏＴ・ＡＩ・ロボットの導入、③エネルギー対策設備の導入、④女性雇用促進施設などに対して、助成率の優遇が図られています。また、助成の対象事業としては、設備投資はもちろんのこと、航空宇宙分野など成長分野に参入する上で必要となる国際的な品質管理規格の認証取得や、生産現場へのロボット導入に向けたシミュレーション等に係る費用や、ロボット導入に大きな役割を担うシステムインテグレータの育成支援までも対象となっています。

他の補助金・助成金施策と比べても、かなり広範囲におよぶ助成制度です。

助成対象事業・助成率・助成限度額

www.city.kobe.lg.jp

神戸市：ご指定のページは見つかりませんでした

http://www.city.kobe.lg.jp/business/promotion/commerce/venture/30tosisokushinjosei.html

神戸市中小製造業投資促進等助成制度の採択率はどの程度か

神戸市中小製造業投資促進等助成制度の採択率についての情報は公開されていません。ただ、僕の周囲の話や、僕のこれまでの実績（過去に3件の支援を行ったことがあります）から推察すると、採択率はかなり高いのではないかと感じています。

採択率は高そうなのですが、この助成制度の特徴としては、最終的に採択結果が通知されるまで、助成額がわからないという点があります。ものづくり補助金のように、交付申請額がそのまま採用されるわけではない、ということですね。一説によると、応募者数（採択者数）を勘案して、最終的な助成額を調整しているのではないかと聞いたことがあります。真偽のほどはわかりませんが。

神戸市中小製造業投資促進等助成制度の申請の難易度はどの程度か

書類は多く作成しなければなりません。ほぼ、ものづくり補助金と同等の分量・記述内容と思ってよいと思います。例えば、申請書類のひとつに「計画書」という書式があります。設備投資の目的・背景や課題、実施スケジュール等を記述する書式ですが、次のような点についての記述が求められます。

• 事業展開の目的・背景
• 現在の当該分野での生産・受注状況
• 当該分野で事業展開する上での会社の強み及び課題
• 今後５年間での目標、５年後の会社の姿
• 当該分野での売上・収益目標
• 今回取得する設備・建物の必要性、規模・スペック等の妥当性及び期待される効果
• 今後の設備投資に関する計画
• 販路・取引先拡大に関する計画
• 人材育成・確保に関する計画
• 過去の公的補助金の採択実績（補助金名称・採択年度）

他の補助金との兼ね合いを重視しているもよう

平成30年度神戸市中小製造業投資促進等助成制度は、もともと6月に採択が発表される予定でした（公募要領にそのように書かれています）。しかし今年度、採択の発表があったのが7/24であり、当初の予定より1ヶ月程度遅れました。

これは、ものづくり補助金1次公募の採択結果が出るまで、神戸市中小製造業投資促進等助成制度の結果発表を待っていたのではないかと言われています。上述の計画書でも「過去の公的補助金の採択実績」を細かく記入させる点から見ても、他の補助金との兼ね合い（特に事業の重複）に気を使っているのはほぼ間違いないのではないかと思っています。

一般的に言っても、同一事業で異なる補助金施策に申請し、補助を受けるということは、どのような補助金・助成金施策でもできないようになっています。補助金の二度取りという美味しいことはできない、ということですね。

マネジメントオフィスいまむらでの「神戸市中小製造業投資促進等助成制度」実績

当社は過去3回、神戸市中小製造業投資促進等助成制度の申請支援を行い、その全てが採択されています?

申請にチャレンジをご検討している神戸市内の中小企業のみなさまは、ぜひ一度当社にご相談ください！