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【IT導入補助金2019】審査項目の考察と採択されるための記述についての私案(その4)

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おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

昨日に引き続き、IT導入補助金2019の分析をします。本日は公募要領内にある審査項目を読み解き、審査で評価されるためにはどうすればよいかを考察します。今日は審査項目のうち、(2)計画目標値の審査について解説します。

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IT導入補助金2019の審査項目

IT導入補助金2019の審査項目は下記の通りです。

今日はこのうち、(2)計画目標値の審査 ・労働生産性の向上について解説します。

計画目標値の審査 労働生産性の向上

当該審査項目は下記のとおりです。

  • 労働生産性の向上

あっさりした審査項目ですね?

労働生産性については、補助事業を実施することによ労働生産性の伸び率向上ついて、3年後1%以上、4年後の伸び率1.5%以上、5年後の伸び率2%以上となるよう、数値目標の作成が求められています。ただしこれは「申請要件」に書かれていることですので、最低限これをクリアしなければ申請さえできない、という条件です。

この申請要件とは別に、生産性の向上の計画目標値が審査項目になっているというのはどういうことでしょうか。

申請要件の「3年後1%以上、4年後の伸び率1.5%以上、5年後の伸び率2%以上」を超えることは当然のこととして、これがどれくらい向上することが見込まれるか、もしくは(および)その目標値は妥当かどうか、という点が審査項目となっている可能性があります。

労働生産性の数値が高ければよいのか?というと必ずしもそうではなく、導入するITツールと、改善する業務プロセスから鑑みて、設定されている目標値が妥当かどうか、という点が審査されている可能性がありますね。改善される業務プロセスが少ないにもかかわらず、労働生産性の向上目標が20%などという高い数値になっていた場合、これは妥当とは言えないと判断される可能性もありそうです。

思い付きで数字を作るのではなく、IT支援事業者と共同で、現実的な経営分析・シミュレーションをすることが望ましいと思われます。

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