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世の中は相対的。怒らない自分になるには、怒ることを覚えなければならない

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おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

かつて僕が悩んだことのひとつに「怒る自分をやめたい」ということがありました。いろいろな本を読んだり、試行錯誤したり、カウンセラーに相談をしたりした結果、「怒ることを覚えなければ、怒りをコントロールできない」という僕なりの結論にいたりました。

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怒る自分が止められない

僕は自制心がないダメな人間なので、以前は結構怒りっぽかったんですよ(過去形)。正確に言うと、ちょっとしたことにでもすぐ腹を立てるのですが、世間体や立場などを気にして怒りを飲み込んでしまう性格だったといいますか……。それはそれで苦しいんですね。それで「そもそも怒りを感じる自分をやめたい」と思って試行錯誤をしました。その一環として、自分は何に怒っているのかを洗い出してみたことがあったのです。例えば

  • 相手に無能を感じる
  • 間違いを指摘される
  • 相手が思い通りに動かない
  • 他人の言動に悪意を感じる
  • 気を使われる
  • 依存される・利用されているように感じる
  • 劣等感を感じる
  • 声が小ささ、滑舌の悪さから聞き返される
  • 話が伝わらない
  • 拒否される(見捨てられたと感じる)

これらは誰に対しても感じるわけではなく「この怒りはこの人にしか感じない」という傾向があることにも気づいたんですね。例えばですが、「話が伝わらない」時に怒るというのは、会社の人に対してしか湧いてこない怒りでしたし、「相手に無能を感じる」時に怒りを感じるのは同業者に対してだけ、というような具合でした。

今、こうして自分で書いていてもアホらしいと思うのですが、信じられないくらいささいなことでいちいち腹を立てていたんですね? つまらないことなのに……という自覚はもちろんありました。だから、こういうことで怒るのをやめたいとずっと思っていたですが、簡単にはできないんですよね。0.1秒でココロが勝手に動いてしまうので、理性では抑えきれない、という感じでした。

そうしていろんな本を読んだり、カウンセラーに相談したりしたんですが、一つ共通するアドバイスがありました。それは「怒りにフタをせずに、ただ感じる」ということ。

こっちは怒りを止めたいのに、怒りにフタをしなくてもいいってどういうことだろう?と半信半疑でした。

「感情の井戸」では、怒りが他の感情のフタをしている

怒ることを推奨している2冊の本を紹介したいと思います。まずは一つ目。

泉谷閑示さんの「『普通がいい』という病」には、こんな挿絵がありました。

自分の心の中の無意識の領域(感情の領域ともいう)には「感情の井戸」というものがあるそうです。感情にはフタをされていて、怒り→悲しみ→喜び→楽しさの順で入っているのだとか。怒りを解放しなければ、その下にある感情(特に喜びや楽しさ)は現れない、ということが、泉谷さんの本の図で示されていることです。

泉谷閑示さんの書籍では、次のように解説して、怒りを発散することを推奨していました。

すべての深い感情は、どれも尊重すべき大切な感情であって、「ネガティブは無しにして、ポジティブだけでいきましょう」というのは、曇りや雨なしにいつも快晴でいきましょうということと同じで、それでは砂漠になってしまう。怒りや哀しみの自然な発露は、喜びや楽しみと同じくらい大切なものです。

怒ることを推奨するもう一冊の本は、中島義道先生の「怒る技術」です。中島先生によると「怒る技術」を身につけていない人は、自己の感情をコントロールできなくなって爆発してしまう(いわゆるキレる)のだと述べています。つまり、怒りをコントロールするには、怒る方法を学びなさいというのが中島先生の考え方です。怒る技術を身につける訓練方法は、目を閉じて、時には紙に書き落として、相手の顔や言動を思い出して、怒りの炎をたぎらせる、とあります?

どうやら中島先生は40時間以上この怒りの感情を持続させられるのらしいですが、僕はせいぜい20分くらいが限界ですね……。

怒りの炎が消えていく

中島先生の言う通り、怒りを消さずに味わっていくと、僕の場合、左のみぞおちのあたりに、黒いモヤモヤがうごめくのが感じられるようになりました。その状態を20分くらい続けていくと、黒いモヤモヤは徐々になくなっていくんですね。これを何度繰り返しても、怒りそのものはなくならないのですが、怒りが燃える時間が短くなるのは感じられるようになりました。これを半年くらい続けると、怒りが起きる回数も激減したんですよ。

なぜ怒りを味わうと怒りを制御できるんだと思いますか?汚い例えですが、怒りってウンコみたいなものだと思うんですよ。汚いからと言って排泄しないわけにはいかないでしょう。ウンコと同じように、我慢しすぎると爆発してお漏らししちゃうんですよね。これがいわば「キレる」という状態です。だから出すしかなくて、しかも出すとスッキリするのです。

怒りを味わうということは、自分に禁じてきた怒りの感情を出すことを、自分に許可をするということでもあるんだと思います。別の言葉で言うと、怒ってもいいんだよと、自分で自分の気持ちを認めてあげること。認めてくれるのは、他でもない、唯一無二のかけがえのない自分。そんな自分から「怒ってもいいんだよ」と認めてもらえると、自分でも怒りの感情が解放できるのだと思います。

怒らない自分になるには、怒る自分を認めてあげる必要がある――って、なんだか禅問答みたいですよね。でも、これにも一理あると思っています。世の中の物事って相対的ですよね?

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