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三度目の学位取得ですが、正直なところもう当面の間勉強はしなくていいかな

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おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

この9月末をもって、放送大学教養学部を卒業しました。僕は2012年~2015年まで放送大学大学院に在籍し、修士の学位を取得後に放送大学の学部に再入学したのです。これで20代の頃に取得した学位とあわせ、2つの学士と1つの修士を取得したのですが、正直なところ、もう勉強はしなくていいかなと思っています……!?

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ダメな自分を底上げするために大学院へ

社会人になってなぜ大学院に?と訊かれるとすれば、これまでは「学びを仕事に活かし、お客様に最高のコンサルティングサービスを提供するため」などと答えていました。確かにそういう気持ちもなくはなかったのですが、正直にぶっちゃけて言うと「ダメな自分を底上げしたい」という気持ちのほうが強かったのですね。だって「修士」ってすごそうに聞こえるじゃないですか?

大学院で学ぼうと思う前(30代前半)で僕は中小企業診断士に合格しました。でも合格したら気がついたんですよ。あんなに渇望していた診断士の資格をとったのはいいけれども、自分は相変わらずダメなままだって。診断士になれば「すごい自分になれるはず」と漠然と思っていたのですが、たかだか資格試験に合格したくらいでは、僕のような凡人が一夜にして「すごい人」になんかならないのですよ。だから診断士に満足できずに、次なる「底上げ」のネタを探したのです。

大学院を修了してもまだ満足できない

ところがですね、苦労して論文を書いて修士も取得してもまだ満足できないんですよね。何かが足りない、何かが欠けている……という茫々とした気持ちが自分に付きまとわっていて、もう一度放送大学の学部に入学をしなおしました。今度の目標は「認定心理士」の資格を取ることでした。今思うと、完全に資格マニアですよね?

しかしさすがにバカな僕でも、このくらいになるとようやく「あれ?もしかして、資格や学位をどれだけ取っても、そもそも満足できないんじゃないのか?」ということに気がついてくるんですよね(遅すぎる)。というのも学部に再入学した頃は、仕事と家事・育児の両立に悩んでいましたし、それがもとで配偶者様に優しくできない自分になったり、前職でも人間関係にヒビが入ったりしていて、自分の満足や幸せがどんどん遠のいているような感じがあったんですね。「こんなに頑張ってるのに自分はダメなまま」ということを受け入れられず、自分を評価してくれない他人に批難の目が向いてしまうのです。

どれだけ「資格」や「学位」で武装しようとも、それは自分が求めている満足や幸せにはならないんじゃないか。むしろ考え方としてズレているんじゃないかと思い始めてくるわけですよ。

そりゃもちろん、いろんな知識も増えましたし、仕事でも新たに活かせている知識はありますから、自分が学んだことが無駄になったと言うつもりはありません。でも僕の場合は「自分を底上げしたい」という動機が出発点だったのにもかかわらず「全然底上げになってないやん」とようやく気がついたのでした。

本当は弱い自分なのに、それを見たくないから「武装」したくなる

これまでの人生では、努力をすることが自分の幸せになると信じて疑わなかったのに、努力をしても幸せになれないのですからね。40年以上生きてきた自分の単純な価値観を否定されたような――別に誰かから否定をされたわけではないけれども――気持ちになるので、結構目の前が真っ暗になりました。

僕は本当は弱くてダメなクズ人間なんですが、それを見たくないから、資格や学位、知識で「武装」したくなるのではないか?ということに思い至りました。もっというと、弱い自分が嫌いなんですよ。これは「男らしさ」のいびつな部分なのかもしれませんが、弱くてダメな自分を認めるというのは勇気がいるものです。ましてやこの仕事(コンサルティング)で、「いやあ、実は僕はダメで弱い人間なんですよ」というのは禁句に近いです。クライアントはそんな人間を求めていませんからね。

でもどうやっても、自分の中にある弱さなんて完全に排除することはできないのです。ましてやチャレンジの対象が、国家資格や大学院という高いハードルであればあるほど、そこに挑むときには自分の弱さに直面するものです。その弱さを見ないように更に高い壁に向かい、また弱い自分に直面しては自己嫌悪するするという無限ループなんですよ。

弱くて、無知でバカな自分のままでよいと、自分に許可を出す

弱さを受け入れられないのが、自分が幸せになれない根本原因だと思うようになってからは、急激に勉強する熱が冷めていきました? まあ、勉強しなくてもいいよと自分に許可を出したのですから、当たり前なんですけどね。このまま放送大学も中退していいかな?と思ったんですが、せっかく単位もある程度取っていたし、それまで費やした費用ももったいないと思ったので、卒業までは淡々と学習をこなしました。(サンクコストにこだわって損切りできないダメな自分です?)

それでようやくこの9月に卒業した、ということです。だからもう当分は勉強しなくてもいいかな?という気持ちでいます。

断っておきますが、勉強や自己研鑽、資格取得や進学をむやみに否定しているわけではありません。僕には当面必要ないかな、という意味です。これまでの僕は「自分を底上げしなきゃ死んじゃう病」だったので、その考え方を見直すために、真逆の方向性に舵を切っているだけなのです。きっと僕のことですから、「弱くて無知でバカなままでもいいよ」作戦を続けていると、どこかでまた頭打ちになって、次の一手を考えていることでしょう。「弱くて無知でバカなままでもいい」と自分に許可をだしても、決して自分は堕落はしないだろうということを根拠なく信じている、と言ってもよいと思います。資格や学位といった「根拠あるもの」で武装をするのではなく、「根拠なく自分を信じる」というのが、本当の自信なんだろうなと今は思っています。

また考えが変わるまでは、自己研鑽はお休みです。それでいいんです☺

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