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【H30年補正・2019年実施】ものづくり補助金2次公募結果発表。当社支援5社中2社採択でした

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おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

昨日夕方、平成30年度補正予算(2019年実施)ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金の2次公募採択結果が発表となりました。当社は5社の支援をしたのですが、うち2社が採択されました。これが偽らざる当社の実力ですね。

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動画でも2次公募結果について分析をしています!

全国採択率は35.1%

今回の2次公募の全国採択率は、35.1%でした。中小企業庁の発表によると、5,876者の応募のうち、2,063者が採択されたとのことでした。

平成30年度補正予算「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」については、令和元年8月19日(月)から9月20日(金)まで(※)の期間において公募を行いましたところ、全国で5,876者の応募がありました。
地域採択審査委員会および全国採択審査委員会において厳正な審査を行った結果、以下のとおり、2,063者を採択することといたしました。

過去のデータと比べてみましょう。過去7年、16回の募集での全体平均が41.3%であるのに対し、今回の採択率は約35.1%でした。単独の公募としては、H27年度2次公募(8.4%)、H27年度1次公募(32.2%)、H25年度2次公募(33.2%)に次ぐ低い採択率となりました。全体的に厳しい結果になったと言えるでしょう。

今回の2次公募に関する個人的な仮所見

まだ細かい分析を終えていないので確かなことは言えませんが、この結果を眺めていて気がついたようなことを下記に列記します。

  • 都道府県ごとの採択率のばらつきが大きそう(H29年度、H30年度1次並みのばらつき)
  • 豪雨・台風被災地域の採択率が特別に高いとは言えない(千葉県と佐賀県の採択率は平均よりも高いが神奈川県ではそれほどでもなく、西日本でも採択率が高いところがいくつかあり、採択率の傾向が一概に説明できない)
  • 採択者に占める個人事業主の割合が、1次公募よりも高くなっているもよう
  • 個人事業主の採択者に歯科医が目立つ
  • 受付番号の命名規則が2通りあるもよう

上記は単なる思いつきも含みます。今後、採択結果を詳細に分析したいと思いますので、ご期待ください。

採択後の一般的な事務処理・スケジュールについて

採択された企業は、ここからが事務処理の本番です。2次公募は(今回の延長措置によって特別の配慮がなければ)事業実施期限が2020年1月31日であり、期間がかなり短いことから、スケジュール管理を徹底して事務処理を遂行することが求められます。事業実施期限までに実績報告書の提出まで求められていますが、これが1日でも遅れると補助金は交付されません。

注意

この情報は、あくまでも一般的な内容です。詳細な流れは、都道府県によっても、担当者によっても変わる場合があります。当情報はあくまでも参考として、必ず中央会担当者の指示に従ってください。

不採択の場合、来年に応募はできるか

残念ながら不採択となった企業は、申請書の内容を練り直せば、また来年以降に公募が実施された場合、再度申請することが可能です。来年以降に公募が実施されるかどうかは、今年度の補正予算案が閣議決定され、2020年1月の通常国会で審議・可決してようやく明らかになりますので、現時点ではなんとも言えません。

ただ、いくつかの根拠から、すくなくとも2020年にはものづくり補助金の公募が行われることは濃厚だと当社は見ています。一方で、ものづくり補助金の運営方法について、財務省が見直しを提言していることから、来年に公募が行われたとしても予算減額や審査の厳密化となる可能性がありますので、ご注意ください。

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